まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

「街かど古典カフェ」に参加しました!:第5回目

2009年12月19日 | 京都市上京区

先日(11月12日)、古典の日の関連イベントの「街かど古典カフェ」のワークショップ(体験型講座)の第5回目へ行ってきました。前回に引き続き、上京区にある「京まちや平安宮」で行われました。テーマは「大鏡を読む」です。大鏡のコースは全5回の開催でした。大鏡は史実に基づいた話で、実在した人物や場所が出てきます。現在の場所に照らし合わせて読むのがとても興味深かったです。

カフェですから、毎回講義の途中に、お茶と趣向を凝らしたお菓子が出てきます。これも楽しみの一つです。今回は最後の講義だったので、古典の日が制定された「源氏物語」に因んだお菓子です。白い上用まんじゅの上に、植物の紫式部の実の飾りがのっています。このお菓子、実は中の餡も紫なんです。とってもおいしかったです。

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帰りに、平安宮内裏の回廊跡の写真を撮ってきました。内裏とは、天皇の居所で、内外2重の郭で囲まれていました。再現された回廊(基壇)の幅は10.5メートルで、その真ん中の築地で内廊と外廊に分けられ、屋根がついていたそうです。

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実際に、人が歩ける幅は1.5メートルぐらいでしょうか?当時の装束なら2人並んで歩くのがやっとかな?映画や大奥ドラマで見るように、ずらーっとは歩けないのでは?あ、でも、奥方さまはこんなとこ歩かないのでしょうね。平安時代の御姫様はお部屋からほとんど出ないらしいですから・・・。

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平安宮の内裏は、現在の京都御苑より2キロほど西側にあります。本来は朱雀大路の先、現在の羅城門跡【前ぶろぐ】のずーっと先だったのですが、たび重なる火災などに見舞われ、何度も同じ場所に再興されたものの、結局現在の場所に移っています。奈良の平城京のように、平安京の復元を見てみたいですが、京都は途切れることなく栄え、人々が暮らす街なので、その遺構を掘り返すのは大変なことなのだそうです。暖かくなったら、改めて当時に想いながらこの辺りを歩いてみようと思います。

古典の日 http://www.kotennohi.jp/

平安京散策のためのおススメ参考サイト 京都のいしぶみデーターベース