maidoの”やたけた”(ブログ版)

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地震対策の妄言-5 

2015-01-17 08:03:44 | 支離滅裂-迷想迷夢-地震対策の妄言

台灣の旅立ち <お断り>
例によりまして、記事の内容は特定の団体や個人とは全く関係ございません。
たまたま同名団体や個人が実在しておりましても、全くの偶然です。
アレレ?と思い当たられる方があってもそれは思い過ごし、決して貴方がモデルでは有りません。
まさかとは思うけれど、どんな勘違いをされるやも知れんのでお断りして置きます。
あくまでも虚構、フィクションでございます。
</お断り>


その混乱の中でも国民会議、関連業界は粛々と準備を進め・・・、
列島を地殻から切り離すのは幸い日本海溝があるので、その真中あたりから太平洋に向けて削ぎ切りにすれば良い。
地下資源が乏しいのを嘆いていたが、こういう事になると失う物が無いからよろしいねぇ。
最大の難問の浮力の点は、東京は浜町河岸の柳研究所が開発した何やら難しい理論で検討の結果、問題ないとの結論が出た。
(お~、是はエエ手やなぁ、難儀な事は「何やら難しい理論」で事がすむやんか! 蛇足ながら、なんで東京浜町河岸の柳研究 所やねん、てな事は一々説明してると先へ進まんので端折ります。 お時間の有る方は調べてご覧になるのも一興かと存じます。 判ったトタンにあほらしなる こと請け合いですので、たってお勧めはいたしません。)

「吃飯了麼?吃了、好好。(メシ食べたか?済んだ、ほら結構や。)」と電話をしてきたのは元総統の某李登輝。
こちらは「与党をぶつ壊す」と口先だけの我首相と違い、頭脳明晰、有言実行、外省人の砦の国民党を内部から揺さぶって、ホンマに本省人の政権を誕生させた生粋の台湾人。
日本人より遥かに立派な日本語を操れるのに、口切は中国語。
私は台湾人であることを誇りにしてますよ、というアピールですなぁ。

どうせ首相の気が触れたんや何時もの事やがな、景気がエエのも今の内、そのうちに弾けるやろうと、たかを括って見ていたものの、どうやら事態はそうでもない。
普段はてんでんばらばらに見えるのに、一旦火がついたらみんな揃って右向け右、何をしでかすか判らん潜在的誇大妄想、群集心理の国民性を良く知っているだけに、ひょっとしたら?と半信半疑ながらも推移を注目してたんですなぁ。

これはどうやらホンマに本気、夢みたいな話が実現しそうな気配になってきた。
台灣も同じように地震には痛めつけられている。
何かといえば中共に宗主国面をされて、何時までも恫喝されているのも近過ぎればこそ。
もう少し文字通り距離を置いたら、独立も可能ではなかろうか?

最期の確認、駄目押しの積もりで、選りによって首相に電話するとは、某李登輝ともあろうお方がお年のせいか人を見る目がちょっと狂うてたんですなぁ。
事志と違い、象徴に祭り上げられて鬱々としていた首相に、この時とばかり言語明瞭、趣旨不明の大演説を聞かされてドッと疲れてしもた。

国家運営の実権は国民会議が掌握して、WAN上での組織だけに各地に分散していて掴み所が無い。
情報は全て公開されているが、そう言われると反って疑心暗鬼に囚われて、ひょっとしたら目くらまし?との疑念も。
これではならじと、大陸に派遣していた中央〇部第六組の工作員を日本に振り向けて、華僑総会、青幇、紅幇、竹聨幇、四海幇も協力させて本腰を入れた調査に掛かった。
工作員の報告から判断すると、文字通り国の浮沈をかけての大計画で着々と準備も進んでいる。
もし台灣も浮体国家への改造が実現すれば、悲願を達成できた上に、海洋王国として飛躍出来るやも知れん。

「陳君、陳君、此処は乾坤一擲日本と一緒にやろうやないか」
現総統も独立を渇望している愛弟子の本省人、否(イナ)やの理由(ワケ)がない。
是非とも共同研究、いや技術援助をして欲しいと申し込んできた。
「バナナでも坦々麺、美麗姑娘でも何でも提供します、先の大戦では同じ皇国臣民として、世界を相手に戦った仲やおまへんか。」

先の大戦と言われても、ちょっとどころか諸々相当負い目の有るコッチとしては返事に窮しますわねぇ。
性悪中共の色香に迷い、日本に対して何~にも不義理をして無い台湾と絶交までしたしねぇ。
似たような歴史を辿ったにせよ、キムチの国は決してこういう事はいいまへん。
なんでそないに対日姿勢が違うんやろう?というのは目下考え中ですねん。
それは兎も角、後追い三味線トチチリチン、連れて行ってよ、ついておいでよ、と話は纏まって、日本よりも小ぢんまりしているだけに、仕事はやりやすい。

日本と並行して工事を進めても一足先に完成する。
人類史上初の航海国家の栄誉はどうぞ台灣がお受けください。
昔ご迷惑をかけたせめてもの償い、日本は二番手で結構でございます。
その代わり、実験台といっては何ですが、一つ各種の試行、試験をさせていただきますがよろしく。
転覆するような事は無いと信じておりますが、万一そんな事になれば、誠心誠意、国を挙げて救援し決して見殺しにはいたしません。
場合によっては九州を代わりに差し上げます。

熱血多情、意気に感じる台灣魂が燃えましたねぇ。
人類史上初の栄誉を譲って、華を持たせてくれるとはかたじけない。
天帝、天后、雑神も篤とご照覧あれ、見ん事中華の意地を全世界にお目に懸けようぞ。
「加油(ガンバレ)台灣!加油台灣!」

早いもので苦節数十年、いよいよ先発の台灣がユーラシア・プレートと決別する日がやってきたんですなぁ。

どうです!この思い切った端折り方。
一番ややっこしい数十年をすっ飛ばしての空中三回転半。
よろめきながらも着地セーフ。
我ながら惚れ惚れする「やたけた」振りでおますなぁ。

台灣海峡に沿った西海岸の海底深く、仕掛けた爆竹、いや爆薬に百歳間近の某李登輝が合図の銅鑼の音と共に感涙に咽びながら点火。
船首に模した基隆で同時中継を見ていた某陳総統が岸壁に加飯酒の瓶を叩きつけて「本船を台灣と命名する」今更せんでも昔からそうなんですが、ま景気付けですがな。
玉山(新高山)山頂に掲げられていた信号旗P(ブルーピーター)が下ろされ、出航旗UWが掲げられた。
他方船尾に当たる鵞鑾鼻(ガランピ)に陣取った儀仗隊がスルスルと台灣商船旗を掲揚。

いよいよ独立の第一歩、湧き上がる「梅花」の歌声。
看那遍地開了梅花・有土地就有它♪
(見よ一面に咲いた梅の花、どんな土地にも生き抜いて)
冰雪風雨它都不怕・它是我的國花♪
(氷雪や風雨も恐れはしない、これこそ我等が国の花)
(勝手な思い入れの偏向した意訳です。中国語をご存知のお方はど~ぞお笑い下さい)

鄭和の大航海を遥かに超える快挙、五族共和の希望の船出。
感激の余り流した涙が溜まりに溜まって、台北民権東路は床上浸水。
ところが全島が一瞬ユラッと揺らいだような気がしたものの、さしたる変化も感じず、チョッと拍子抜け。

あ~ぁ、とうとう台灣を浮かしてしもたがな・・・。

2005/02/22
地震対策の妄言-4  国より先に景気浮揚  ⇔ 地震対策の妄言-6  一帆風順



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