吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年2月4日/〈日記〉87・もう桜の花が咲きました

2007-02-04 15:44:39 | 日記
写真①:早くも開花した宮地嶽神社境内にある「開運桜」
     =福津市宮司で、2007年2月4日午後2時撮影

 もう桜の花が咲きました――。「立春」の2月4日、福津市宮司の宮地嶽神社境内にある「開運桜」の花が一斉に咲き=写真①=、日曜日で訪れた多くの参拝客が目を細めていました。

 神社本殿横にある早咲きの品種。1月下旬から梢の蕾がちらほら咲き始めていましたが、この日は暖かい天気に恵まれ、枝先の花が一気に開きました。

 若者の参拝客たちも、「ワー、もう桜が咲いとう」と驚いた表情。さっそく携帯電話のカメラで写真を撮り、メールに添付して友人に送信する姿も見られました。


写真②:枝先の花が一斉に咲いて赤く染まった「開運桜」
    =宮地嶽神社で、07年2月4日午後2時撮影
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2007年2月4日/〈津屋崎の四季〉053・「立春」の津屋崎で、カササギの巣づくり急ピッチ

2007-02-04 05:20:35 | 風物
写真①:電柱の上部にほぼ完成した巣(左側)のそばの電線に止まったカササギ
     =福津市在自で、2007年2月3日午前8時04分撮影

 きょう2月4日は、二十四節気の「立春」。いよいよ春のスタートです。暖冬のせいでしょうか、今年はカササギ(カラス科)の巣作りも早めのようです=写真①=。福津市在自の畑の近くにある電柱の上部では、番で築いた巣=写真②=がほぼ完成しています。


写真②:木の枝を電柱に絡ませ、巧みに築かれたカササギの巣
     =福津市在自で、07年1月31日午後3時27分撮影

 福津市東町の住宅地の電柱では、1月下旬から巣づくりを始めている番がいたほか、同市新東区の住宅街の電柱でも巣材の木の枝を運んでいる番を見かけました=写真③=。津屋崎では一番早く移り棲んだと思われる同市宮司の住宅地にある電柱の巣も含めると、市内ではカササギの巣は4か所以上に増えているようです。


写真③:地上高く作った巣(矢印)を電柱のてっぺんから見守るカササギ(○印)
     =福津市新東区で、07年1月26日午前10時56分撮影

 人が巣に近づくと、カササギたちは警戒します。「カチカチ、カチカチ」と鳴いたかと思うと、巣から飛び去って近くの電線や住宅の屋根に止まり、人が立ち去るのを見届けて巣に戻ります。

 その鳴き声から、佐賀、福岡両県では「カチガラス」の通称で親しまれています。細君の母校・佐賀県立佐賀西高校(佐賀市)の校章は、真上から見たカチガラス3羽をあしらった〝三羽ガラス〟のデザイン=写真④=になっているほどです。生息地が国の天然記念物に指定されている佐賀県で繁殖し、しだいに東進して県境を越え、福岡県福津市津屋崎まで生息地を広げたと見られます。


写真④:〝三羽ガラス〟のデザインで知られる佐賀県立佐賀西高校(佐賀市)の校章
     =福津市新東区で、07年2月4日午前8時20分撮影


 私の詩作のきっかけも、福岡県柳川市で「どんこ舟」に乗って〝川下り〟を楽しんだ折、カササギが飛んで来たのに親しみを感じ、詩篇「カチガラス」(柳川市公募の平成15年度「白秋祭献詩」三席入賞作)を詠ったことからでした。吉村青春第一詩集『鵲声―津屋崎センゲン』(新風舎刊、945円で全国発売)のタイトルも、「よいことが起こる前兆」とされるカササギの鳴き声「鵲声(じゃくせい)」から取りました。

 津屋崎千軒の町並みや、カササギなどのカラー写真8枚を表紙と口絵に載せたこの詩集は、津屋崎千軒の面影を伝える明治の商家「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」にも置かせてもらっていますが、来場のお客様にも求めていただいており、ありがとうございます。

 畑や田んぼに舞い降り、餌を採るカササギの姿は、黒白模様のツートンカラーで美しく、カラスの仲間にしてはおしゃれな感じの野鳥です=写真⑤=。


写真⑤:空き地に舞い降りたカササギ
     =福津市新東区で、06年11月13日午前7時51分撮影
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