maggieの小さなシアワセ

まったく走っていない日々。次のレースは・・・。

「藪原検校」

2007-05-14 23:48:19 | 観劇など
久しぶりに辞書を引いてみた。

[検校] けん-ぎょう

1 物事を調べただすこと。また、その職。

2 社寺で、事務を監督する職。また、一寺の上位者で衆僧を監督する者。

3 荘園の役人の一。平安・鎌倉時代に置かれた。

4 室町時代以降、盲人に与えられた最高の官名。専用の頭巾・衣服・杖などの所持が許された。建業。



「藪原検校」観てきました。
(古田新太さんのインタビューがココに。)

ひさびさのシアターコクーンは劇場もコンパクトだけど、座席もコンパクト。
たぶん、普通の座席レベルなんだろうけど、狭く感じるのはなんでだろ?

えーと、おハズカシながら「検校」とは人の名前だと思っていたわたくし。
今回の場合は、4ですね。ひとつ勉強になりました。

稀代の大悪人「杉の市」の物語です。
盲目の「杉の市」を古田新太さんが演じてます。
彼はこの「検校」になるために、悪行の限りをつくしてお金を手に入れようとします。
人徳を積むより、手っ取り早いのが大金を手に入れることだから、、。


まあ、ほんとにヒドイ。
笑っちゃうくらいひどい(笑)簡単にひとを殺すような人物です。
「手クセも悪いが手も早い」というだけあって、自分の師匠の奥さんにも手をだしちゃうし。

そんな杉の市が最後はどうなるか。

最後、本気で驚いたのはきっと私だけじゃないハズ。
(そう思いたい)

結構アクの強い物語でして、うーん、、、。
私は、キライじゃないけど、好きな分野ではない、かな。

古田新太さんが好きで観に行ったので、まあ良しとしよう。
膨大な量のセリフをすごい勢いでしゃべるシーンがあって(何分くらいだったかな)、会場から拍手が沸きました。

次の舞台も控えてるらしく。
しばらくはテレビはなさそうですね。ちょっと残念。

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