ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

窓を開けて風を通すのを嫌う人

2012-07-13 | ルーマニア・ブカレストの日常


古くからの特に田舎(モルドヴァ地方など)の風習として、風を通すのを嫌う場合があります。特に身体を通り抜けるのがダメみたいで、魂を吸い取られるという言い伝えあり(??)、夏でも窓を開けて風を通さないお宅もあると聞きます。

また、車に乗ったときに窓を開けるのをかたくなに拒む人もいて、この暑いのにエアコンをかけるか窓を開けてほしい==と念じていても、「窓、閉めて!」とぴしゃり。「窓を開けて風を通すのを嫌う人」が、はっきりと存在するのがルーマニア。
 
赤ちゃんや小さい子供にすっぽり耳まで覆う帽子を被せるのも、耳から風が通り抜けるのを嫌う、というのがあるのです。「風が通ると良くない、風が吹き抜けると良くない」という迷信はこんなところにまで。

赤ちゃん~幼少の子供たちが、耳まですっぽり覆う帽子をかぶせられているのは、「体の中を風が通ると良くない」とのこと。本来は、冬場の風邪引き防止(=頭を暖めて風邪を引かないようにする)と、耳が立ってしまわないように(=耳が立っていると猿みたいにみえるから)、耳を押さえることが目的らしいけれど。
 
さて、40℃にもなろうとするブカレストの猛暑の中、我が家では?~その風習は半分、残っています。各部屋の窓は開放するけれど、風を通さないのです。ブロックハウスの最上階の我が家、日中の熱気を溜め込み、日没後も室内温度は32℃を下回りません。これって尋常じゃない・・・、

各部屋の窓を開け、扉も開け、廊下からすべて風を通すと心地良い風が入ってくると思うけれど、風が通らないと、どんよりと熱気がこもったまま。
 
お姑さんの言いつけで、どこかに必ず閉じているところがあって、風が渡らない経路になっているのです。一瞬でも開けようものなら、風が吹き抜けるのを察したお姑さん、どこかのドアを必ず閉めてしまいます。風って、通るととても気持ちいいんだけれど~。
 


レースのカーテンも必須~「どこかから見られているかもしれないから、閉めなさい。」、私にとっては「蚊」の侵入を防ぐ唯一の手段。ルーマニアでは網戸は標準装備ではないのです~過去の記事はこちらから。
 
お姑さんお出かけの午後など、ドアも窓も全開、部屋中に風が渡っていくのを密かに楽しんでいるワタクシ、マドモワゼルです==。(もちろん、ご帰宅の折には、そそくさと何食わぬ顔でどこかのドアを閉めますが・・・♪)

 
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