ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ティミショアラ探訪(その1)

2009-10-10 | お出かけ先のナイススポット


もう3度目となるティミショアラ、最初はノルド駅までマラソン関係スタッフに迎えに来てもらったけれど(=マイダーリンが不参加でひとり旅だったため)、いまでは街の様子はすっかり判っています。
 
ブカレストからの夜行列車も順調に走り朝7時半に到着。わずか30分の遅れ。もっと遅れるだろう、車窓が明るくなってから起きよう、と眠りをむさぼっていたら車掌さんが「もうすぐティミショアラ~。」とコンパートメントを廻り、起こしに来てくれました。
 


朝霧の残る駅に降り立ち、チェントラル(=中心部)までゆっくり歩いても東へ20分ほど。今回の宿は、ティミショアラ・ホテル。マイダーリンと二人そろってオフィシャルのホテルに招待してもらっているのです。
 
アーリーチェックインの交渉も成立、まだ、朝食の時間帯なのでレストランに下りていきます。ロシアやスロバキア、チームユニフォームを着た人たちがいるけれど?~エアロビクスの国際大会、開催中。「日本も来ているわよ。」と教えてくれたのはロシアのコーチ。でも残念ながら滞在は別のホテルでした。
 


一休みして、ティミショアラの街へ。見どころの歴史的建物は歩いて廻っても半日かからない範囲に集まっています。



オペラ劇場に向かって右側のアルバ・ユリア通りへ入ってすぐ左手のインフォメーションでは、イラストマップ・詳細な地図ももらえます。カメラ携えジョギングでくまなく廻ってきたので写真を添えてご紹介。
 


勝利広場から南端にそびえるのはルーマニア正教会。この広場にはいつも鳩がたくさんいて、鳩と遊ぶ人、パンをちぎってあげるひと、いっぱい。この日はまだ汗ばむほどの陽気で、Tシャツ一枚の人も多いし、ソフトクリーム屋さんも列ができるほど。
 


マクドナルドも大きな店を構える勝利広場。20年前の12月、革命の口火が切って落とされたティミショアラですが、そのとき自由主義のひとつの象徴ともいえるマクドナルドはここに存在していませんでした。
 


広場の中央には手入れの行き届いた花壇。
 


水遊びしたくなる噴水。
 


その周りには、ゆったりとしつらえられたテラス・レストランが何軒も。冬はすぐそこまで来ています、外で食事できるのも今しばらく。
 


ルーマニア正教会。ビザンチン・モルダビア様式で1936~46年にかけて建造。高さ83m、11の塔があります。7つのベルで奏でられる音楽はルーマニア隋一のもの。



1989年の革命がティミショアラで最初に起こったとき、この教会に逃げ込もうとして遅れた人々が、後から治安部隊の銃撃を受け、あたりは血の海になったといいます。当時の犠牲者をしのぶ十字架が正面に立てられています。
 


中はたくさんのイコンが飾られた厳かな正教会。こじんまりと結婚式が行われています。この日は良い日だったのか、たくさんの結婚式・洗礼式があったようで、街のあちこちで花嫁さんのパレード・洗礼のためとっておきの衣裳を着て大事に抱かれている赤ちゃんを見かけました。 
 


そのまま南西の方角には、セントラル公園。刈り込まれた緑も少しずつ色づき、早くも落ち葉を散らしている木々もあります。
 


みどころは第1次世界大戦の英雄達をたたえる白亜の像。ルーマニアは戦勝国です。



1916年に作られたTrian橋を渡って少し南へ。このティミショアラの地が、第1次世界大戦後のトリアノン条約でルーマニアに戻されたのは1920年。橋が掛けられた時は、オーストリア=ハンガリー領だったのです。
 


ここはマラソンコースでも渡る橋、2年前は改修工事中で足場が悪く、ほこりっぽかったのですが、頑丈に補修されました。
 


少し来た道を戻り、西に向かうとすぐに、Piarist教会があります。



1908-09年にハンガリーの建築家Laszio Szekelyによって建てられたもの。ビザンチン要素を取り入れたネオ・ハンガリアン様式。



こちらの教会は、正面玄関は開いているものの進んで入場できなくなっていて、一歩入ったところから中を見ることが出来るだけでした。
 


もう一度勝利広場に戻って、「She-Wolf」の像。紀元前5世紀の「She-Wolf」像のブロンズコピーでローマから贈られたもの。ローマとラテンのシンボルとして大事にされています。同じものがブカレストとクルージュ・ナポカにもあります。
 


ジョギングで見ながら廻っているけれどここで一休み。この街はTimisoreanaというビールが有名だけれど、今日のところはソフトクリームで甘いもの補給。



上の写真は、Bega運河わきにある客船のようなつくりのレストラン。この運河、以前は川だったものから治水したもの。



それにしても街並みはとてもきれいで、見飽きることがありません。(続く)






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