私も図書館を良く利用する一人ですが、残念ながらたわしの住んでいる東京都、・目黒区は殆ど改革されているとは思いません。
しかし、この記事によると、ある公立図書館がサービス向上に知恵を絞っているそうで、仕事帰りのビジネスマンの利用を見込んで夜10時まで開館したり、自動貸し出し機を設置して窓口業務をスムーズにしたりしているそうです。
それは、」公共施設の運営を民間に任せる指定管理者制度の導入が進んでいることもサービス多様化の一因のようです・・・
この羨ましい運営をしている図書館は、千代田区役所本庁舎の9、10階に入る区立千代田図書館で来館者が5月のリニューアルオープンから1カ月で10万人を超えた。との事です・・・ほんとに羨ましい・・・
ここを利用した人は前年同月の4倍近いハイペースだそうです。その理由は・・・「夜遅くでも資料を閲覧できる。仕事帰りに『第2のオフィス』として使う人も多い」と広報チーフの徳田加奈子さんが言って言っているとか・・・
千代田区の人口は約4万人だそうですが・・・、官公庁や企業のオフィスが集まる土地柄から昼間人口は約85万人にまで膨らむ・・・・そこで力を入れたのがビジネスマン向けのサービスだったとの事です・・
通常午前9時~午後7時が一般的ですが・・・ここでは平日の開館時間を午前10時~午後10時に延長出来るそうです。また、予約制のブース席にはパソコン用の電源を備え付け、インターネットに接続できる環境を整えたたそうです。
また、資料集めに活用できるのは「新書マップコーナー」だ。ICタグ付きの新書を専用の台に置くと、関連書籍がパソコンの画面に一覧表示されるそうです。
また、館内や周辺の観光案内もしてくれる「図書館コンシェルジュ」が利用者に積極的に声をかけ、“おもてなし”の姿勢を前面に出しているとは・・・恐れ入りました・・・
ここの図書館はリニューアルにあたって運営を民間に任せる指定管理者制度を導入し、民間企業3社が5年契約で業務にあたっているそうです。区民生活部の柳与志夫・副参事は「これまでの1.3倍程度の経費で、2~3倍の新しいサービスを提供できている」と胸を張って語ッたそうですが・・・
またこれは東京・東池袋の再開発ビル内に来月オープンする豊島区立中央図書館も、閉館時間を午後10時に設定した。仕事帰りの利用者を見込んだもので、午後8時以降の業務は民間業者に委託して対応する方法を採用したようです。
その他1、今年度から指定管理者制度を導入した栃木県の大平町立図書館は、年間の開館日数を前年度と比べ11%増やしており、「本の宅配貸し出しサービスなども検討する」といってます・・・
その他2、 施設の設計・建設段階から民間に任せるPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)方式を取り入れた桑名市立中央図書館(三重)の特徴は、館内に3台設置された自動貸し出し機だそうで、蔵書はICチップで管理されており、機械に利用カードをかざした後、本を載せれば貸し出し手続きが完了するそうです。カウンターの混雑緩和に効果を上げただけでなく、「借りる本の題名を見られたくないという人にも好評」のようです
最近の傾向として、公立図書館の運営を民間に委ねる動きは加速しているそうです。私のところもそうなるといいわ・・しかしどこにでも反対派はいるもので、指定管理者制度をめぐっては、コスト削減とサービス向上に期待が集まる一方、「無料サービスが原則の公立図書館に民間企業の運営はなじまない」との批判も根強いとか・・・