北岳山荘では、ザックや登山靴も袋に入れて寝る部屋に持ち込むんです。
だから実際は、布団一枚に3人より狭かったのでは?
翌日の縦走のため、少しでも眠りたくて睡眠薬を飲みましたが
入口のそばで寝ていたため、出入りするおじさん達に
何回も足を踏まれ(骨折した方の足)その度に激痛で目が覚めるので
熟睡できなかったです
※北岳山荘からのご来光
登山中の楽しみって言ったら、夜の星空鑑賞とご来光です。
富士山も・・・。
雲海がまた素敵です。
※北岳と北岳山荘
今日のコースも長いので6時前に出発しました
昨日、北岳山頂で一緒だった二男と同い年の子
彼は登山を初めてまだ今回で三座目で、明日仕事なので
今日中に奈良田に下りると、ここまでは一緒に登って来たのですが
すごい速さで登って行きましたよ
登れて良かった×2
昨日の北岳に続き、二座目
※朝食
お弁当にしてもらい、中白根山の頂上で食事にしました。
(助六寿司と言う気分じゃなかったけど。)
※昨日登った北岳も良く見えます
噂には聞いてましたが、本当に気持ち良い稜線歩き
富士山もずっと付いてくる♪
※昨日は見えなかった甲斐駒ケ岳
幸せだ
※間ノ岳へ
私の前をずっと歩いていたおじさん
(かなり年上とお見受けしました)
頂上で少し、お話ししたのですが
来週から、台湾の玉山(3,952m)へ登りに行くんだそうです。
今回、トレーニングで南アに来たそうですが
何年か前にキナバル山(4,095m)に登り
富士山にも登っているそうなので、玉山に登れば
「東南アジアの3高峰を制覇しますね!」と
私の人生の目標だった事を伝えました。
おじさんは謙虚な方で「オレなんてリタイア組だから」
とおっしゃっていましたが、無事登頂される事を祈ります
登れて良かった×3
私にとって44座目の百名山でした。
さすがの百名山、登山客がいっぱいいましたが
ほとんどの人が引き返します。
(北岳方面に戻り広河原に下山)
鳳凰三山がクッキリ見えます。
※農鳥小屋へ
ここから、激下りでした。
※農鳥小屋からの「間ノ岳」
せっかく登ったのにこんなに下りちゃった
小屋に着いた途端、おじさんが「今日は、大門沢に泊まり?
もう11時近いから早く行きなさい!!」と
ジュースを買って休憩してたら、心配してくれてるので
先を急ぐ事に・・・休むヒマもありません(笑)
農鳥小屋から大門沢小屋まで、普通の人で5時間はかかるとの事
ここまで来るのに4時間以上かかってんのに
南アルプスは山深いです
西農鳥岳手前の登りがめっちゃきつかったです。
※エサを探している建設の社長
ここで少し休憩してたら「オコジョ」が
出て来てビックリ
すばしっこくて、カメラに収める事はできませんでしたが
私が肉眼で「オコジョ」を見たのは白馬岳以来なので
10年以上振りにラッキーでした。
※西農鳥岳
登れて良かった×4
ここは通過したしただけ
登って下りての繰り返し
後から来た人達にお先にどうぞと道を譲ります。
(何人にも抜かれるとも言います)
昼近くなるとガスが出て来ます。
※すれ違う登山者とすぐ話し込む建設の社長
相手は迷惑なのでは?
※やっと着いたよ
登れて良かった×5
頂上には私達を抜いて行った人達が
休んでいましたが、先に出発するので
やっぱり一番最後です
ガスガスで周りは何も見えないから
つまんないや
※農鳥岳からの下り
もう下山も嫌になって来た
※大門沢下降点へ
ここから建設の社長が、足の豆が痛いと遅れがちになり
しばらく一人で歩きました。
※大門沢下降点
昔、ここで遭難死亡事故があったらしく
遺族の方が登山者が迷わないようにと鐘を寄贈したそうです。
建設の社長を待つ間、鐘を鳴らし黙とうをしました。
ここから「大門沢小屋」までガイドブックの地図には
1時間30分とありましたが、登山地図では3時間
奈良田駐車場までは7時間はかかります。
大門沢下降点に着いたのが13時50分
ここから小屋までは下山するのに必死で
写真がほとんどありません
標識もこんなのくらいしかなく
長い長い樹林帯の急な下りを休憩無しで
下山しました。
とにかく明るい内に小屋にたどり着くためです。
もう本当に嫌になるほど長かったですが
やっとの思いで「大門沢小屋」に着きました
※命のビール
17時に着いたのに食事も提供してくれるとの事。
沢で冷やした命のビールも・・・。
山小屋は本当にありがたい。
※夕食
南アルプスの山小屋らしい食事
ありがたく頂きました。
食後、農鳥岳前から抜かされて顔みしりになった
関西からのグループや、一人で登って来た20代女の子と
部屋で再会しました。
何時頃、着いたの?と聞くと16時半頃とやっぱり
私達より30分は早いんです。
関西のグループの方は60代後半から70代です。
本当に皆さん健脚です。
今夜こそ「熟睡してやる!!」とまた睡眠薬を飲みましたが
大門沢小屋は古く、窓際だったため沢からの冷たい隙間風が
入って来て寒くて眠れませんでした
3日目に続く・・・。
*コース*
登り:北岳山荘5:50~中白根山6:30~間ノ岳8:30~農鳥小屋10:30~西農鳥岳11:55
~農鳥岳13:00~大門沢下降点13:50~大門沢小屋着17:00
標 高 差 : 1,200m
コース距離 : 約10,0Km
歩行時間 11時間10分(休憩時間含む)
体 力 度 ★★★★☆
技 術 度 ★★★☆☆