昨日の休み、群馬県側から「皇海山」2,143m
(日本百名山)に登って来ました。
3~4年前から登りたい山の一つに入っていました。
登山口への栗原川林道が大変な悪路で、地震や台風で林道が崩落して
行こうと思った時には、いつも通行止めで、なかなか登れませんでしたが
今回、思い切って行くことにしました。
※岩をくり抜いたトンネル
噂通り、皇海山キャンプ場手前から登山道入口まで約1時間のでこぼこ道です
ドッカン、ドッカン、しながら走りましたよ(笑)
(車高の低い乗用車は厳しい)
ガードレールも無いところもあり、夜は真っ暗でしょうから
夜間の通行は危険だと思いましたよ。
すれ違う対向車もなかったので、平日だし今日は誰も
来てないんじゃないの?と話していたら
登山者用Pに着くともう20台近く止まっていて、ほぼ満車です
(さすが日本百名山、人気があるのですね)
※とてもきれいな登山者用トイレ
とても立派なトイレと、登山届を記帳するノートがあります。
入山と下山した時刻を記入するようになっています。
※皇海橋
この橋を渡って、いよいよスタートです。
※登山道入口
※登り始め
天気が良かったのでガスっていましたが
新緑のこの季節、本当に気持ちよく歩けます
※最初の沢渡り
皇海山のこのコースは、沢沿いを登って行くので
水場には不自由しません。
冷たくて美味しい雪解け水でしたよ
※昨年登った富士山の頂上小屋で買ってあげた「頂人」T-シャツ、本人は登れませんでしたが(笑)
※沢の上流
5~6回は沢渡をするので、水場には困りませんか
標高が上がるにつれ、水量は少なくなって行きます。
※中間地点
ここから先が、急登になって来ましたよ。
※だんだん急になって来ました。
学生風のグループに追い越され、70歳近くのおじいさんにも道を譲ります
※不動沢のコル(右のギザギザの山が鋸山
余裕があれば、「鋸山」1,998mにも登りたかったのですが
この時点でお昼近くになっていました。
※ヤッホーなクサリ場もありましたよ♪
下山時、ここで建設の社長に落石を起こされ
私の骨折した方の足を目がけて岩が落ちて来た時は
どうなる事かと思いましたよ
(危うく逃れましたが)
※なんかの骨のケルン?
※やっと頂上
地味な頂上で、後から登って来た学生のグループが先に着いて
ランチをとっていました。
山頂からの眺望はほとんどなく、ガスも手伝って何も見えません
※登れてよかった
皇海山は群馬、栃木の県境にそびえる山で、以前は栃木県側のルートしかなく
栗原川林道が出来てから、群馬側からのコースが整備され日帰り登山も可能となったとか。
※栃木県も主張しています
頂上で、お昼を食べていたら雷の音が・・・
ランチもそこそこに急いで下山しました。
急いで下りるとケガをすると思い、ゆっくり下山しましたが
沢渡りで飛び石の上を滑らないようふんばったり
骨折した右足をちょっとひねってしまった時は
目が覚めるほど痛かったです
(風邪をひき、寝不足で体調が悪かった)
※今回、軽でも4WDなので悪路で威力を発揮した建設の社長の愛車
帰りの林道で写真を撮っていたら、地元の岩魚つりのおじさんがいて
少し話をしました。
やはり遭難死亡事故が多いのだとか・・・。
一昨年も横浜から家族で来ていた登山者で、お母さんだけ迷ってしまい
3日後に発見されたとか・・・。
熊笹が生い茂り、不明瞭な登山道もありましたが
迷いそうなところには、ピンクのリボンの目印が巻いてあるので
安心して登る事が出来ました。
※栗原川林道からの「皇海山」
良い山だったのでした。
(登っている時は見えなかった)
*コース*
登り:登山口P9:50~二俣10:25~不動沢のコル11:45~皇海山頂上12:55
下り:頂上13:25~ 不動沢のコル14:10~中間地点14:50~登山口P15:45
標 高 差 :795m
コース距離 :約7.2Km
歩行時間 5時間35分(休憩時間含む)
体力度 ★★☆☆☆
技術度 ★★☆☆☆