職場近くのリサイクルショップで古いパソコンを無料回収してくれるとのことで、データ消去をしてたら2003年9月6日の母への手紙を発見。
10年以上前から同じようなことをやって、それも日記に書いてた。2003年9月5,6日
しかし、日記は面白いなー。今は140字が精いっぱいだが、ちゃんと書いておくと後で自分に感心するわ。
母の友人で私の恩師でもあるS先生に「お母さんに、手紙ではなく電話してあげたら」と言われて、何故それができないのか、長い手紙を書くことにした。
2015 年 7 月 2 日
S先生
先日のお電話とハガキをありがとうございました。ご心配と温かいお言葉を頂き、いろいろ考えてみたのですが、やはり、今はまだ母とは電話したり会って話したくないです。
先生をこれ以上巻き込みたくないし、先生のアドバイスに添えず申し訳ない気持ちですが、ご理解頂けたら嬉しいです。
昨夏私の誕生日の直前、母はなすびの千秋さんを伝言係にして「これから平林寺で死ぬ」と言ってきました。私は電話をせず「楽しく幸せに生きられるのに、死んだらもったいないですよ。穏やかに会って話ができるように、生き続けて下さい」とメールをしました。
狂言自殺 2 日後、私の誕生日に、母はなすびのお客さんを使ってお金をちらつかせて私を呼び出しました。私は行きませんでした。母はなすびで大騒ぎをして、千秋さんとケンカになってなすびを出入り禁止になったそうです。
その後、従姉妹と某女将さんを使って「叔父(母の兄)が死んだので至急連絡を」と言ってきました。私は葬式に行くつもりでいましたが、葬儀の日時と場所を聞いてもメールの返信がないので他へ問い合わせたところ、叔父が亡くなったのはその前年の 11 月だったのです。
では従姉妹の所へ御焼香に行く、と言ったら従姉妹は忙しいので別々の訪問を拒否している、従姉妹の連絡先は事情があって教えられないと言われました(そんなこと言いませんよね、普通)。私は「連絡先を教えてくれないなら仕方がありません。どうぞよろしくお伝え下さい。叔父さんには大変優しくして頂き感謝しています」と返信して終わりました。
母がなんとかして私を呼びつけようとするのは、私のことを心配しているのではなく、支配しコントロールしようとしているように感じるのは、上のようなやり方をするからです。
母に、他人を親子喧嘩に巻き込んだり伝言係にするのは止めてくれと、何度言っても繰り返します。
S先生が私にハガキをくれたり会ったりした後で、私が母に電話をしたり会ったりすれば、この後も先生を利用して私を呼び出すだろうと思います。
一方、私が手紙で母の状況がどうなっているのか尋ねたり、助けて欲しいとお願いすることには応えてくれません。
今年の始め、母の誕生日に私から母を訪ねた時は「これからは独立自尊で」「(貧困で)苦しんだらいい」と言われました。
母が私に「会いたい」というのは「母の話を黙って聞け」ということだと思います。 実際話していて質問、疑問、意見を口にすると怒り出すし「うるさい、黙って聞け。あんたは潤いがない、冷たい、そんな意地悪な女に育てた覚えはない、わがままだから男に嫌われる、結婚できない、歯の矯正手術をして変な顔になった、痩せすぎで気持ち悪い」等酷いことを言われるし、母の言うことに共感同意をしないと不機嫌になって激しく私を責めるか、黙ってしまうか、「帰れ」と言われます。全く楽しくない時間になります。
母のマシンガントーク、「私は偉い、私は凄い、あの人はあれしてくれた、私はこうしてあげた、あの人は最低、あいつはバカ、あんたはダメ、そんなことも知らないのか、そんなことは知らない、覚えてない、あんたの話はみんな嘘」って、私には全く面白くないんですよねえ。
なすびのお客さんなどに「母の自慢話、面白いですか?」「肘で突かれて、ぶたれて、イヤじゃないですか?」と聞くと「面白くない」「痛いよ」といいます。S先生は、楽しいですか?
S先生を始め、友人にも千秋さんにもマリバールのお客様にも某女将さんにも「会った方がいい」「喧嘩すべし」「折れることも必要」等と言われます。それは私に「自分を殺せ」と言ってるのと同じです。禿げます。鬱病になります。
言い合いしても消耗するだけなので、聞き役に徹してみたり、下手に出たりしてみましたが、母は増長するばかりで失敗でした。
私が態度を変えるので母も混乱するのか、ますます攻撃的になっていったところはあると思います。徹底対抗してみたり、逃げ回ってみたり、本当に疲れます。
アドラーの「嫌われる勇気」や香山リカの『怒り始めた娘たち「母娘ストレス」の処方箋』などの本を母に送ったことがあるのですが、感想を聞いたことはありません。
何も伝わっていないのかもしれません。
香山リカの本には娘に介護されるようになってやっと母が弱くなって、娘は介護で復讐するエピソードが出てきます。私はそんな関係、まっぴらゴメンです。
女子高のお友達にも、実は母娘ストレスに苦しんでいる人は結構います。優秀な女性の母親は「あなたを生んだのは私!」という絶対の自信でおもーく娘に乗りかかってくるようです。
母は今は躁状態で、話したらまた絶対にケンカになるので、電話も止めておきます。 手紙など落ちついて温かい言葉のやりとりが出来るようになって、自然に会いたいなあ、と思った時に穏やかに会えれば良いと思います。そんな日が来るのかわかりませんが。
さて、貧困問題ですが NHK などでも取り上げられています。現在の貧困、特に女性の貧困は顕在化しにくいと言われています。格安の食品(体に悪い)、衣料などもありますので、見るからに貧困層とはわかりにくいと思います。
実際は新しい物はほとんど買えないし、旅行にも滅多に行けない。でも人とのお付き合いを減らすと孤立してしまうので、無理をしています。とても苦しいですが、もっと大変な人はいる、苦労すればよい、といわれたら、ああそうですか頑張りますと言うしかないです。
TSUTAYA で DVD借りられて良かったですね。
おすすめの作品をいくつか。タイトルに「人生」が付く映画はどれも面白いです。
「人生に乾杯!」は老夫婦が強盗をする話です。
「人生万歳!」はウディ・アレン監督。気むずかしい物理学者の元に若い女が転がり込んで…。
「人生、ブラボー」は精子提供で 553人の子供の父親になってしまった男の話。
「人生、ここにあり!」はイタリアの精神病患者たちのコメディ。
「母」について考える映画もいくつか。
「Mommy マミー」これは上映中です。シングルマザー。子供は注意欠陥多動性障害です。
「8月の家族たち」メリル・ストリープが演じるお母さんが凄いです。3人姉妹たじたじ。
「ブラックスワン」バレリーナが主人公。お母さん、怖い。
「母の身終い」折り合いの悪い老母と中年の息子の話。暗いけど良い映画です。
もしご覧になりましたら、感想など教えて下さい。S先生と映画デートも良いですね。
長々すみません。読んで頂いてありがとうございます。
先生、どうかお元気で、またお目にかかりましょう。
桜井真理
10年以上前から同じようなことをやって、それも日記に書いてた。2003年9月5,6日
しかし、日記は面白いなー。今は140字が精いっぱいだが、ちゃんと書いておくと後で自分に感心するわ。
母の友人で私の恩師でもあるS先生に「お母さんに、手紙ではなく電話してあげたら」と言われて、何故それができないのか、長い手紙を書くことにした。
2015 年 7 月 2 日
S先生
先日のお電話とハガキをありがとうございました。ご心配と温かいお言葉を頂き、いろいろ考えてみたのですが、やはり、今はまだ母とは電話したり会って話したくないです。
先生をこれ以上巻き込みたくないし、先生のアドバイスに添えず申し訳ない気持ちですが、ご理解頂けたら嬉しいです。
昨夏私の誕生日の直前、母はなすびの千秋さんを伝言係にして「これから平林寺で死ぬ」と言ってきました。私は電話をせず「楽しく幸せに生きられるのに、死んだらもったいないですよ。穏やかに会って話ができるように、生き続けて下さい」とメールをしました。
狂言自殺 2 日後、私の誕生日に、母はなすびのお客さんを使ってお金をちらつかせて私を呼び出しました。私は行きませんでした。母はなすびで大騒ぎをして、千秋さんとケンカになってなすびを出入り禁止になったそうです。
その後、従姉妹と某女将さんを使って「叔父(母の兄)が死んだので至急連絡を」と言ってきました。私は葬式に行くつもりでいましたが、葬儀の日時と場所を聞いてもメールの返信がないので他へ問い合わせたところ、叔父が亡くなったのはその前年の 11 月だったのです。
では従姉妹の所へ御焼香に行く、と言ったら従姉妹は忙しいので別々の訪問を拒否している、従姉妹の連絡先は事情があって教えられないと言われました(そんなこと言いませんよね、普通)。私は「連絡先を教えてくれないなら仕方がありません。どうぞよろしくお伝え下さい。叔父さんには大変優しくして頂き感謝しています」と返信して終わりました。
母がなんとかして私を呼びつけようとするのは、私のことを心配しているのではなく、支配しコントロールしようとしているように感じるのは、上のようなやり方をするからです。
母に、他人を親子喧嘩に巻き込んだり伝言係にするのは止めてくれと、何度言っても繰り返します。
S先生が私にハガキをくれたり会ったりした後で、私が母に電話をしたり会ったりすれば、この後も先生を利用して私を呼び出すだろうと思います。
一方、私が手紙で母の状況がどうなっているのか尋ねたり、助けて欲しいとお願いすることには応えてくれません。
今年の始め、母の誕生日に私から母を訪ねた時は「これからは独立自尊で」「(貧困で)苦しんだらいい」と言われました。
母が私に「会いたい」というのは「母の話を黙って聞け」ということだと思います。 実際話していて質問、疑問、意見を口にすると怒り出すし「うるさい、黙って聞け。あんたは潤いがない、冷たい、そんな意地悪な女に育てた覚えはない、わがままだから男に嫌われる、結婚できない、歯の矯正手術をして変な顔になった、痩せすぎで気持ち悪い」等酷いことを言われるし、母の言うことに共感同意をしないと不機嫌になって激しく私を責めるか、黙ってしまうか、「帰れ」と言われます。全く楽しくない時間になります。
母のマシンガントーク、「私は偉い、私は凄い、あの人はあれしてくれた、私はこうしてあげた、あの人は最低、あいつはバカ、あんたはダメ、そんなことも知らないのか、そんなことは知らない、覚えてない、あんたの話はみんな嘘」って、私には全く面白くないんですよねえ。
なすびのお客さんなどに「母の自慢話、面白いですか?」「肘で突かれて、ぶたれて、イヤじゃないですか?」と聞くと「面白くない」「痛いよ」といいます。S先生は、楽しいですか?
S先生を始め、友人にも千秋さんにもマリバールのお客様にも某女将さんにも「会った方がいい」「喧嘩すべし」「折れることも必要」等と言われます。それは私に「自分を殺せ」と言ってるのと同じです。禿げます。鬱病になります。
言い合いしても消耗するだけなので、聞き役に徹してみたり、下手に出たりしてみましたが、母は増長するばかりで失敗でした。
私が態度を変えるので母も混乱するのか、ますます攻撃的になっていったところはあると思います。徹底対抗してみたり、逃げ回ってみたり、本当に疲れます。
アドラーの「嫌われる勇気」や香山リカの『怒り始めた娘たち「母娘ストレス」の処方箋』などの本を母に送ったことがあるのですが、感想を聞いたことはありません。
何も伝わっていないのかもしれません。
香山リカの本には娘に介護されるようになってやっと母が弱くなって、娘は介護で復讐するエピソードが出てきます。私はそんな関係、まっぴらゴメンです。
女子高のお友達にも、実は母娘ストレスに苦しんでいる人は結構います。優秀な女性の母親は「あなたを生んだのは私!」という絶対の自信でおもーく娘に乗りかかってくるようです。
母は今は躁状態で、話したらまた絶対にケンカになるので、電話も止めておきます。 手紙など落ちついて温かい言葉のやりとりが出来るようになって、自然に会いたいなあ、と思った時に穏やかに会えれば良いと思います。そんな日が来るのかわかりませんが。
さて、貧困問題ですが NHK などでも取り上げられています。現在の貧困、特に女性の貧困は顕在化しにくいと言われています。格安の食品(体に悪い)、衣料などもありますので、見るからに貧困層とはわかりにくいと思います。
実際は新しい物はほとんど買えないし、旅行にも滅多に行けない。でも人とのお付き合いを減らすと孤立してしまうので、無理をしています。とても苦しいですが、もっと大変な人はいる、苦労すればよい、といわれたら、ああそうですか頑張りますと言うしかないです。
TSUTAYA で DVD借りられて良かったですね。
おすすめの作品をいくつか。タイトルに「人生」が付く映画はどれも面白いです。
「人生に乾杯!」は老夫婦が強盗をする話です。
「人生万歳!」はウディ・アレン監督。気むずかしい物理学者の元に若い女が転がり込んで…。
「人生、ブラボー」は精子提供で 553人の子供の父親になってしまった男の話。
「人生、ここにあり!」はイタリアの精神病患者たちのコメディ。
「母」について考える映画もいくつか。
「Mommy マミー」これは上映中です。シングルマザー。子供は注意欠陥多動性障害です。
「8月の家族たち」メリル・ストリープが演じるお母さんが凄いです。3人姉妹たじたじ。
「ブラックスワン」バレリーナが主人公。お母さん、怖い。
「母の身終い」折り合いの悪い老母と中年の息子の話。暗いけど良い映画です。
もしご覧になりましたら、感想など教えて下さい。S先生と映画デートも良いですね。
長々すみません。読んで頂いてありがとうございます。
先生、どうかお元気で、またお目にかかりましょう。
桜井真理