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6月16日 銀座田中塾「田中角栄政治とは何か」

2008-12-05 06:05:57 | 抱茎亭日乗メモ
 ジャーナリスト田中良紹氏の銀座田中塾、第2回目。今回から各論。
本日のテーマは「田中角栄政治とは何か。そして誰が角栄を倒したか」。

私の持つイメージとしては、田中角栄と言えば金権政治の権化。
ロッキード事件で逮捕されながらも自民党を牛耳っていた闇将軍、といった、マスコミが作った人物像そのまま。

田中良紹氏の話はまさに「目からウロコ」。
ロッキード事件の角栄逮捕は、アメリカに嫌われて潰された、という説があるが、アメリカは角栄を嫌がっていたわけではない。
日本の官僚が角栄を嫌がった。田中角栄は天才。
官僚では考えられない事を発想する。
曰く「大学は学問を教えるところ、小学校は魂を教えるところ。海外を知らない先生は駄目。小学校教師を海外留学させろ」とか「1家族に3人子供を。兄弟喧嘩をさせろ。3人以上は減税!」とか。

道路特定財源作ったのも角栄。客がいようがいまいが鉄道引いた。
民営化して今も税金で借金を返している。
その当時の政策として意味があったが、今は税収が減って角栄的政治はできない。
しかし、今もしも角栄がいたら、時代にあった事をやっているのではないか。

1983年、選挙で自民党は惨敗するも、角栄は22万票とって復権。
しかし脳梗塞で倒れる。
倒れるまでの田中派内部分裂の経緯背景話も面白かったが、それより真紀子が角栄を囲い込んだことで角栄は引退せざるを得なかった。
真紀子は角栄の愛人発覚を恐れた。
愛人には娘がいて「角栄の子では?」と言われていた。
それを絶対に認めたくない、知られたくないというお家の事情で、角栄を引退させた……。

へぇー。そうだったの。
角栄は真紀子を溺愛していると伝えられていたように思うのだが、角栄は政治部記者として可愛がっていた良紹氏には、真紀子のことを「あのシャモが」と言って毛嫌いしていたとか。
そんなのはどうでもいいかもしれないが、なんでシャモ?

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