アルゴ探検隊の大冒険

監督 ドン・チャフィ
キャスト トッド・アームストロング、ナンシー・コバック、オナー・ブラックマン、ゲイリー・レイモンド、ローレンス・ネイスミス、パトリック・トラフトン
1963年　イギリス
ジャンル：アドベンチャー、ファンタジー、アクション、特撮

【あらすじ】
幸運をもたらすという黄金の羊の毛皮を求めて、ジェイソン王子（トッド・アームストロング）のアルゴ号はコルキスに進路を取った。しかし、恐ろしい妖怪たちが彼の行く手を遮る。果たしてジェイソンは毛皮を手に出来るのか？

【感想】
この映像は素晴らしい。写真を載せておきますが残念ながら静止画では伝わらないです。

それにしてもどうやって撮影したのか見当すらつかないほどです。個人的には本作の方が「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズよりも遥かに冒険心をくすぐられます。

名シーンは色々ありますが、やはりラストでの骸骨との戦いは圧倒された。まだ生まれてもいない頃の映画でその映像技術をお世辞抜きで本当に凄いと感じたのはレイ・ハリーハウゼンとスタンリー・キューブリックだけです。この他にも巨人テイロスやらヒドラなど見所満載です。神が天空から人間界を除いているという設定も面白かった。

欠点としては100分程度の短い時間の中で様々なシーンを見せることにこだわっているため個々のシチュエーションの切り替わりが非常に唐突に感じられるのと復讐がこの冒険における本来の目的だったにもかかわらず、途中で話が終わってしまうことによるシナリオ面での消化不良感を挙げさせていただきます。
とはいえこの映画に関してはシナリオの文句を言うのはナンセンスではないかと思います。あの素晴らしい特撮の前ではシナリオなんて小さなことなのです。

次々に出てくるクリーチャーのトリッキーな動きはこの場で説明することは不可能です。「とにかく見てください」としかいいようがないですね。

お薦め度：★★★★★★★★☆☆

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