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ホーンティング

2011-08-03 23:22:13 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 ヤン・デ・ボン
キャスト リリ・テイラー、リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、オーウェン・ウィルソン、ブルース・ダーン、アリックス・コロムゼイ、トッド・フィールド、ヴァージニア・マドセン
1999年 アメリカ
ジャンル:ホラー、サスペンス

【あらすじ】
マロー博士(リーアム・ニースン)が仕切る睡眠障害研究の被験者に選ばれたネル(リリー・テイラー)たちは、実験場である不気味な豪邸“ヒルハウス”の中に入る。そこは不吉な噂の耐えないところであり、その夜から彼らは怪事件に遭遇。霊感の強いネルは、これを心霊現象と自覚するが…。

【感想】
90年代後半の映画の中では評判のよろしくない作品として必ず名前が挙がるのが本作。時代背景的にCG垂れ流しに多くの人がうんざりしていた頃と重なったのだと記憶しています。今鑑賞すると当時叩かれたほど酷いわけでもない程度の普通の駄作だと思う。

見事に全てがCG頼み。屋敷に集められた男女4人が何者かに襲われるシーンが大半ですが、基本CGで演出されているので手を抜いた印象を受けてしまいます。(ただ個人的には実際にそんなことはなく、あのCG映像を作るのだって相当大変な作業ではないかと思っています。)これによって相手の価値観を押し付けられているのと同時にこちらの想像力を削がれる気がしてしまう。リメイクだから尚更でしょう。

肝心の人を怖がらせる演出についても、「変な映像」というだけで怖くありません。CG垂れ流しでも演出さえしっかりしていればオリジナルの評判はそこそこ高いだけにもっと評価は出来たと思います。

役者に関してもCGが酷いだけにキャサリン・ゼタ=ジョーンズあたりが一生懸命演技しているのが、空回りしているように感じられて気の毒になってしまいました。個人的には役者陣はそこまで叩かれる必要はないと思います。

監督のヤン・デ・ボンは元々は撮影だったのが監督を任せられるようになり、「スピード」のようなヒット作品を手がけたわけですが、監督としては見事な一発屋で終わってしまいました。

別の意味で記憶に残る映画。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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