陽だまりのグラウンド

監督 ブライアン・ロビンス
キャスト キアヌ・リーヴス、ダイアン・レイン、ジョン・ホークス、Ｄ・Ｂ・スウィーニー、グレアム・ベッケル
2001年　アメリカ、ドイツ
ジャンル：ドラマ

【あらすじ】
ギャンブルにはまって借金苦に追いやられたコナー（キアヌ・リーヴス）は、週500ドルの報酬でシカゴのスラム街に住む少年たちの野球チームのコーチを務めることに。最初は金目当てだったものの、自分を慕う少年たちの思いに触れ、やがて彼は再び生きる意欲を取り戻していくのだが…。

【感想】
シナリオ最悪。かの「サイモンバーチ」と全く同じ感覚でした。無理やり人を殺すことで感動を取りにくるなと拒否反応が発生してしまいました。実話を基にしているらしいですが、この部分はフィクションでしょう。（＊違っていたら訂正します。）

作りこみの部分で細かい欠点を挙げるとキリがないと思います。生活苦の主人公が野球のコーチを引き受けることになった経緯が不自然、野球の練習シーンがほとんど描かれていないのでチームがどうやって上達したのがわからないまま大一番を迎えてしまう。さらには一度はコーチを辞めると言い出した主人公がカムバックする演技も下手。そして犠牲を伴うラスト。スラム街の問題でスポーツの部分を盛り上げるのは本来反則でしょう。ギャングになってしまった元チームメイトがそのままで終わってしまったのは後から考えると許せない。

悪い点ばかり並べてみましたが、それでも子供達の姿につられる形で感動できると思います。涙腺が弱い人なら素直に泣けるのではなかろうか？（もちろん私は泣きませんでしたが・・・）

悪い面には目を瞑って、良い部分を堪能するような見方ができると楽しめる映画です。　

お薦め度：★★★★★☆☆☆☆☆

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