監督 ラナ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ、アンディ・ウォシャウスキー
キャスト トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント 、ヒューゴ・ウィービング、ジム・スタージェス、ぺ・ドゥナ、ベン・ウィショー、ジェームズ・ダーシー、ジョウ・シュン、キース・デヴィッド、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント、ゲッツ・オットー
2012年 アメリカ、ドイツ、香港
ジャンル:SF
【あらすじ】
その初老の男には、時空を超えたいくつもの“自分”の物語があった。1849年の太平洋諸島。奴隷売買を託された弁護士ユーイングが島で病にかかり、医師グースは無料の治療を買って出る。1936年、ユーイングの航海日誌を読む音楽家フロビシャー。父親に勘当された彼は、著名な作曲家の元で夢に見た最高傑作を作曲しようと苦しむ。1973年、サンフランシスコ。ある女性ジャーナリストは巨大企業の汚職を追及するが…。
【感想】
6つのエピソードが同時進行するグランドホテル方式。「マグノリア」とか本家である「グランド・ホテル」に比べるとストーリー自体はわかりやすいのだが・・・。
同時進行だけなら他にも同系列の作品がいくつも作られていますが、本作ではそれぞれの時代の異なる役を同一キャストが演じるという形を取っているのが特徴となっています。
トム・ハンクスに至っては一人6役です。これは生まれ変わることによってストーリーが続いていくという設定によるものです。全てのキャストがそれぞれの時代でどのキャラに結びついているかまでも意識して鑑賞するとなるとかなり疲れます。性別まで別の人がいるので1回の鑑賞で全て把握するのは無理でしょう。しかも事前にこの種明かしを知らされていないとそのこと自体に気がつかない可能性もあると思います。
エンドロールで各キャストがどの役をやったのか、映像付で見れるので2周しろということかもしれません。(私は恐らくしませんけど)ただシナリオ自体はこの結びつきを全て理解していなくてもそれほど深刻な影響はないのではないかと思っています。正直、そんなに深くはないと思う。
グランド・ホテル方式の欠点としてストーリーが面白くなってきたと思ったら次の話に切り替わってしまうので集中力が切れてしまうというのがここでも見受けられました。どうしても好きな話とそうでないものに分かれてしまう。
また6つのエピソードについては国や年代、人種が異なることで壮大な物語に見せようとする意図だったのだと思います。個人的な感想としては6つのエピソードの内1つ2つくらいはなくてもいいのではないかと思わせるものがありました。
確かに新しいことにチャレンジしており完成度も高いのですが、何か押しつけがましいというか、狙い過ぎているせいでそれほど面白いとは思わなかったというのが正直な感想です。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
キャスト トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント 、ヒューゴ・ウィービング、ジム・スタージェス、ぺ・ドゥナ、ベン・ウィショー、ジェームズ・ダーシー、ジョウ・シュン、キース・デヴィッド、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント、ゲッツ・オットー
2012年 アメリカ、ドイツ、香港
ジャンル:SF
【あらすじ】
その初老の男には、時空を超えたいくつもの“自分”の物語があった。1849年の太平洋諸島。奴隷売買を託された弁護士ユーイングが島で病にかかり、医師グースは無料の治療を買って出る。1936年、ユーイングの航海日誌を読む音楽家フロビシャー。父親に勘当された彼は、著名な作曲家の元で夢に見た最高傑作を作曲しようと苦しむ。1973年、サンフランシスコ。ある女性ジャーナリストは巨大企業の汚職を追及するが…。
【感想】
6つのエピソードが同時進行するグランドホテル方式。「マグノリア」とか本家である「グランド・ホテル」に比べるとストーリー自体はわかりやすいのだが・・・。
同時進行だけなら他にも同系列の作品がいくつも作られていますが、本作ではそれぞれの時代の異なる役を同一キャストが演じるという形を取っているのが特徴となっています。
トム・ハンクスに至っては一人6役です。これは生まれ変わることによってストーリーが続いていくという設定によるものです。全てのキャストがそれぞれの時代でどのキャラに結びついているかまでも意識して鑑賞するとなるとかなり疲れます。性別まで別の人がいるので1回の鑑賞で全て把握するのは無理でしょう。しかも事前にこの種明かしを知らされていないとそのこと自体に気がつかない可能性もあると思います。
エンドロールで各キャストがどの役をやったのか、映像付で見れるので2周しろということかもしれません。(私は恐らくしませんけど)ただシナリオ自体はこの結びつきを全て理解していなくてもそれほど深刻な影響はないのではないかと思っています。正直、そんなに深くはないと思う。
グランド・ホテル方式の欠点としてストーリーが面白くなってきたと思ったら次の話に切り替わってしまうので集中力が切れてしまうというのがここでも見受けられました。どうしても好きな話とそうでないものに分かれてしまう。
また6つのエピソードについては国や年代、人種が異なることで壮大な物語に見せようとする意図だったのだと思います。個人的な感想としては6つのエピソードの内1つ2つくらいはなくてもいいのではないかと思わせるものがありました。
確かに新しいことにチャレンジしており完成度も高いのですが、何か押しつけがましいというか、狙い過ぎているせいでそれほど面白いとは思わなかったというのが正直な感想です。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
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