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007/ゴールドフィンガー

2008-05-24 20:41:28 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ガイ・ハミルトン
キャスト ショーン・コネリー、オナー・ブラックマン、ゲルト・フレーベ、ハロルド坂田、バーナード・リー、ロイス・マクスウェル、デズモンド・リューウェリン
1964年 イギリス
ジャンル:アクション、スパイ

【あらすじ】
イギリスの金が大量に海外に流出。ボンドはその黒幕とされる“ゴールドフィンガー”に接触を試みる。彼は世界有数の金保持者で、自分の持つ金の価値を高めるためにアメリカの金を核汚染させようと企んでいたのだ……。

【感想】
あの金粉で殺された(写真の)女の人は映画史に残る情けない殺され方だと思います。確かに忘れたくても忘れられないようなインパクトはあります。「ゴールドフィンガー」という言葉の響きが007らしいと思います。本当はただの人の名前ですけどね。

内容的には他のシリーズ作品と比べるとボンドがしっかりとスパイ行為をしているイメージが強いです。少なくとも最近の完全無敵と化して正面から強行突破していくのとは明らかに違います。途中、何度もやられては捕まってしまいますし、任務先で出会った女性は次々と殺されてしまいます。

実際の所、ボンドは最後以外、全く役に立っていません。プッシー・ガロア(そんなきわどい名前の人本当にいるのか?)が寝返っていなかったらミッションは完全に失敗に終わっていたのです。あまり活躍しないジェームス・ボンド。そう考えると違った意味ですごいシナリオだなと感心してしまいます。でもこれはこれで味があっていいのかなと思います。

それにしても最初にアヒル?のぬいぐるみを頭の上にのせて水中を進んでいくのは大笑いでした。普通は気がつくだろとツッコミたくもなります。帽子を投げて像を壊してしまうのもアホらしくて好きです。(もちろん敬意を込めています。)ガスを吸って倒れていく兵隊のわざとらしい倒れ方が演技臭いなと思っていたら、まさかどんでん返しだったとは。実に奥が深いです。

ちなみに本作を最高傑作に推す人も多いです。点数は普通ですが、私も好きです。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆


007 ゴールドフィンガー アルティメット・エディション

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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