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マチェーテ

2011-11-28 23:21:06 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ロバート・ロドリゲス
キャスト ダニー・トレホ、ジェシカ・アルバ、ロバート・デ・ニーロ、スティーヴン・セガール、ミシェル・ロドリゲス、ジェフ・フェイヒー、ドン・ジョンソン、リンジー・ローハン、シェー・ウィガム、チーチ・マリン、ダリル・サバラ
2010年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
罠にはめられ失職した一匹狼の元メキシコ連邦捜査官マチェーテ。不法移民嫌いの米政治家の暗殺を依頼されるが、それもまた新たな罠だった…。

【感想】
セガールだけ浮きまくっていた。個性が発揮できていなかったというよりも悪人役には全く向いていないと言った方がいいもしれません。宿敵役は憎たらしさがないと務まらない。ロバート・ロドリゲスとは相性が良さそうだったのにとても残念でした。映画としての内容はギャグでもいいけど締めるところは締めないとギャグと言えども評価が下がります。

家族を殺された上、罠にはめられた元連邦捜査官の復讐劇を描いたバイオレンス・アクションということで残忍でグロテスクなシーンが多く見受けられます。「狙いすぎ」という批判があるようで事実、狙いすぎなのですが、ここまでくると観ている方もそれを期待しているわけですからある意味褒め言葉なのだと思います。このタイプの映画を作る人は作品を重ねるごとにパワーダウンしてしまう人が多いなかでロバート・ロドリゲスはぶれないですね。

冒頭でセガールのことについて触れましたが一方で他の役者に関しては全体的に十分に持ち味を発揮していたと思います。もう一人の悪役ロバート・デ・ニーロについては彼の最近のやるきの感じられなさを上手に利用していました。元政治家という権力のある地位にいながら胡散臭さや小物臭が漂っているのがぴたりとはまっていた。ダニー・トレホなんて普段は悪役ですけど、主役もできるんだな感心させられたし、ジェシカ・アルバのビッチ感も作品の雰囲気にぴったりだった。セガールのキャスティングだけがダメ。厳密に言えば絵的には悪くないんだけど動くとダメ。

ホレホが主人公、セガールが悪役といういつもの映画に出ている正義と悪を逆にしたのが斬新ではありましたが、セガールにもう少し奮起して欲しかったというか、この人に悪役は無理という結論に至りました。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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