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今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ビューティフル・マインド

2010-06-07 00:03:00 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ロン・ハワード
キャスト ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ポール・ベタニー、アダム・ゴールドバーグ、ジョシュ・ルーカス、ジャド・ハーシュ、オースティン・ペンドルトン
2001年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、伝記

【あらすじ】
94年ノーベル経済学賞を受賞した実在の人物、ジョン・ナッシュの半生を描いたドラマ。47年、ジョンは「非協力ゲーム理論」を発表。その才能に国防省が目を付け、彼の周囲にはあやしげな人物が出没し始める。

【感想】
心身共に健全であることだけがとりえの私に本作の主人公について語る資格はないでしょう。ただ小学校の頃に同じ先天性の病気だった少年がいたことを思い出しました。先生は「心の病気」と生徒に説明していた。当時は子供だったので何もわかっていませんでしたが、周辺の親や担任は大変な苦労だったはずです。その時を思い出すと確かに何かに向かって語りかけていたようだった。

実在する天才と呼ばれた数学者が、やがて幻覚を見るようになり、極度の統合失調症に陥ってしまう。繊細で天才であるが故に思い込みが激しく、現実と理想のギャップから空想の世界に現実逃避してしまった結果、自分が国家から必要とされるエリート像を作り出してしまい現実との区別がつかなくなってしまったのでしょう。

映像では主人公が幻覚を見ている部分がやたら凝っているのが特徴です。ただ主人公の心の中だけに存在するような人物がはっきりとした映像の形で登場している光景は少々大袈裟ではないかと思う。本来夢の中の幻覚のような存在であってこんな明瞭なものではないのではなかろうか。

本作が実話であるなどという前知識なしで鑑賞しました。そのためラストのノーベル賞うんぬんの話も完全に主人公の幻覚であり、なんて残忍な話なんだと思っていた。主人公は廃人になるのだろうと。結果からして騙されたようで気分が悪いです。それまでの流れからすると、どう考えてもバッドエンド風の結末しか想像できなかった。勝手に思い込んでいたせいですが、それでも事態が好転するに至った経緯が十分に描かれておらず不自然だった。

全てが幻覚で廃人エンドだとシナリオを決めつけていた私の精神も十分に病んでいるのかもしれない。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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