クライモリ デッド・リターン

監督 デクラン・オブライエン
キャスト　トム・フレデリック、ジャネット・モンゴメリー、ギル・コリリン、クリスチャン・コントレラス、ジェイク・カラン
2009年　アメリカ
ジャンル：ホラー、シリーズ

【あらすじ】
ウェストバージニア州の森の中で友人たちとキャンプに興じていた女子大生アレックス。だがそのさなか、突然何者かに襲撃され、逃げ延びたアレックス以外は全員惨殺されてしまう。一方、凶悪犯たちを護送する任務に就いた看守ネイトは移送中にその森で事故を起こし、凶悪犯たちに脅され逃亡を手伝う羽目に。また、道中で出会ったアレックスも人質となる。やがて彼らの前に殺人鬼が現われ、次々と餌食になっていくのだが…。

【感想】
このシリーズは噂には聞いてましたけど、想像していた以上の品のなさでした。本作はシリーズ第３弾だそうでこれでも前作からはパワーダウンと評価されているのが怖いです。

森に住んでいる奇形の怪物が人を次々と襲うパターン。今回は主人公が脱走した囚人からも命を狙われるので三つ巴の構図となっています。

私はこの「三つ巴」の構図が上手に機能していなかったように感じました。奇形の怪物が人を殺しまくるだけでよかったと思います。怪物が人を殺す時は肉が飛び散ったり、きれいにスライスされたりするなどはスプラッター性が高さの前では、人が人を殺すシーンは当たり前に映ってしまうからです。１＋１＝２になっていなかった。少なくとも怪物と人間の両方によって追い詰められていくような恐怖はなかったと思う。

主人公の看守が善人に思わせておいて、実は金を狙っていたというオチはよかったです。その後の結末もきれいにまとまっていた。

とにかくこの品のなさは目立っているのは間違いないと思います。その中でヒロイン役のお姉さんがもう少し弾けているとさらに楽しかったのではないでしょうか？別に観たいとは思わないけど時間があったら観ている作品という位置づけ。

お薦め度：★★★★☆☆☆☆☆☆

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