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今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ブロークン・フラワーズ

2008-06-02 15:56:21 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ジム・ジャームッシュ
キャスト ビル・マーレー、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、ジュリー・デルピー
2005年 アメリカ、フランス
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
昔は、多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストンは、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る。 そんなドンに恋人のシェリーも愛想を尽かし、ドンから出ていった。そこへ、差出人不明の謎のピンクの手紙が届く。便せんには"あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります"と書かれていた。それを聞いた親友のウィンストンは、お節介にもドンが当時付き合っていた女性たちを訪ねて回る旅を段取りしてしまう。そして、気乗りのしないドンを強引に息子探しの旅へと送り出すのだった。

【感想】
ビル・マーレーは私の中では「ゴースト・バスターズ」のイメージが強い人なので本作のような元プレイボーイ役というのはなんとなくおかしくみえます。事業で成功した金持ちという設定になっていますが、どちらかといえば冴えない枯れた中年に見えてしまうのも違和感を覚えるところです。

ベースのシナリオである昔の恋人達に会いに行くという発想はなかなか面白いと思います。もちろん実際にそんな行動に出るなんて人はいないのでしょうが、仮定の話として楽しめると思います。しかし会いにいった4人の恋人の性格や個性、外見があまりにバラバラのため、嘘っぽく見えてしまうのはとても残念でした。人である以上、当然好みのタイプはあるわけで、女なら何でもいいわけではないはずです。確かに同じような性格の女性ばかりでもシナリオ的に退屈になってしまうのは理解できますが、あのバラバラの個性はすこしやりすぎでだったのでは。(シャロン・ストーンとジェシカ・ラングに共通点は見出せません。)

後はラストですね。あまり書きませんが、結論は用意されていません。「自分達で想像して下さい。」ということです。必ずしも悪いとは断言できませんが、最初に投げかけた謎に対してはきちんと結末を用意して驚かせて欲しかったというのが、私の希望です。これでは消化不良感が残ってしまいます。
全体的なテイストは好きなので、惜しい作品だと思いました。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆


ブロークンフラワーズ

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