監督 ロン・ハワード
キャスト トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、アーミン・ミューラー=スタール、ニコライ・リー・カース、エリヤ・バスキン、ノーバート・ウェイサー、デヴィッド・パスクエジ、コジモ・ファスコ
2009年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー、シリーズ
【あらすじ】
カトリック教会の新しい教皇を選出するコンクラーベの開催が迫るヴァチカンで、候補者の枢機卿たちが誘拐される。犯人はスイスの研究所から恐るべき破壊力を持つ“反物質”を盗み出し、ヴァチカンの爆破をも企てていた。宗教象徴学者のラングドン教授は、ヴァチカンより依頼を受けてこの事件の調査を開始。教会に迫害された科学者たちが創設した秘密結社イルミナティとの関連性に気づいた彼は、美人科学者ヴィットリアの協力を得て、謎に満ちた事件の真相を追うがーー!?
【感想】
トム・ハンクスの異常なくらい似合わない長髪を止めさせただけでも大きい。他の映画にネタにされるほどの不評ぶりでしたから。
そんなわけで大ヒットした「ダ・ヴィンチ・コード」の続編。興行的なことはともかくとして、前作よりも映画としてまとまっていた内容になったという印象。前作はあの壮大な内容を映画化すること自体に無理があり過ぎた。映画としてであれば本作の方が出来はいいです。原作が映画に歩み寄ったのではないかと予想される。
ローマ教皇の逝去によって次期教皇を選ぶ選挙が行われようとする中、秘密結社イルミナティが復活し、街が脅威に晒されるという内容。次期教皇の候補である4人の枢機卿が誘拐され、一人づつ暗殺した後に爆弾でヴァチカンを爆破する予告が出されたため、主人公がこの計画を一つずつ潰していく形になっている。
人質が一人づつ殺されていくという構図は「ソウ」にそっくりで新しさはなかった。謎解きの要素が入っていても3,4人目の時は正直、飽きてきた。最後の爆弾の処理が終わってからの展開としてどんでん返しが用意されているが、くどいです。
一方で事件の背景となっているのが、宗教が科学の対立です。この部分は面白かったです。過去に天動説を否定し地動説を唱えたガリレオをカトリックが追放した科学への迫害が秘密結社「イルミナティ」を生むきっかけとなった。これが今度の宗教を科学の力で潰そうという構図になっている。ただ武器である「反物質」を自分達で開発するのではなくを盗むという行為は少々せこいように感じた。
「ダ・ヴィンチ・コード」 原作 > 映画
「天使と悪魔」 原作 < 映画
と評価させていただきたい。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
キャスト トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、アーミン・ミューラー=スタール、ニコライ・リー・カース、エリヤ・バスキン、ノーバート・ウェイサー、デヴィッド・パスクエジ、コジモ・ファスコ
2009年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー、シリーズ
【あらすじ】
カトリック教会の新しい教皇を選出するコンクラーベの開催が迫るヴァチカンで、候補者の枢機卿たちが誘拐される。犯人はスイスの研究所から恐るべき破壊力を持つ“反物質”を盗み出し、ヴァチカンの爆破をも企てていた。宗教象徴学者のラングドン教授は、ヴァチカンより依頼を受けてこの事件の調査を開始。教会に迫害された科学者たちが創設した秘密結社イルミナティとの関連性に気づいた彼は、美人科学者ヴィットリアの協力を得て、謎に満ちた事件の真相を追うがーー!?
【感想】
トム・ハンクスの異常なくらい似合わない長髪を止めさせただけでも大きい。他の映画にネタにされるほどの不評ぶりでしたから。
そんなわけで大ヒットした「ダ・ヴィンチ・コード」の続編。興行的なことはともかくとして、前作よりも映画としてまとまっていた内容になったという印象。前作はあの壮大な内容を映画化すること自体に無理があり過ぎた。映画としてであれば本作の方が出来はいいです。原作が映画に歩み寄ったのではないかと予想される。
ローマ教皇の逝去によって次期教皇を選ぶ選挙が行われようとする中、秘密結社イルミナティが復活し、街が脅威に晒されるという内容。次期教皇の候補である4人の枢機卿が誘拐され、一人づつ暗殺した後に爆弾でヴァチカンを爆破する予告が出されたため、主人公がこの計画を一つずつ潰していく形になっている。
人質が一人づつ殺されていくという構図は「ソウ」にそっくりで新しさはなかった。謎解きの要素が入っていても3,4人目の時は正直、飽きてきた。最後の爆弾の処理が終わってからの展開としてどんでん返しが用意されているが、くどいです。
一方で事件の背景となっているのが、宗教が科学の対立です。この部分は面白かったです。過去に天動説を否定し地動説を唱えたガリレオをカトリックが追放した科学への迫害が秘密結社「イルミナティ」を生むきっかけとなった。これが今度の宗教を科学の力で潰そうという構図になっている。ただ武器である「反物質」を自分達で開発するのではなくを盗むという行為は少々せこいように感じた。
「ダ・ヴィンチ・コード」 原作 > 映画
「天使と悪魔」 原作 < 映画
と評価させていただきたい。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
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