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チェ 28歳の革命

2009-12-21 00:12:45 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
キャスト ベニチオ・デル・トロ、ジュリア・オーモンド、ロドリゴ・サントロ、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ウラジミール・クルス、エドガー・ラミレス
2008年 アメリカ、フランス、スぺイン
ジャンル:ドラマ、戦争

【あらすじ】
1955年7月、メキシコ。持病の喘息を抱えながらもラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいと旅を続けるゲバラは、独裁政権に苦しむ祖国キューバの革命を志すフィデル・カストロと出会う。わずか82人で2万人のキューバ政府軍と戦うことを決意する。 やがて、その類まれなる統率力を認められ、司令官として部隊を率いるようになるチェ・ゲバラ。そして、カストロはキューバ革命の命運を担う戦いをゲバラの部隊に託す。それは「大都市サンタクララを陥落し、キューバを分断せよ!」という指令だった…。

【感想】
革命家でキューバのゲリラ指導者、チェ・ゲバラの半生を描いた2部作の前編です。フィデル・カストロと共にキューバ革命を成功に導くまでを描いています。

幸いにも?世界史を取っていなかった関係上、とても興味深く鑑賞させていただきました。恥を晒すことになるのであまり書きませんが、情けないくらい前知識がなかったです。最初フィデルと呼ばれている人がカストロ議長であることを理解していなかった(汗)・・・。

本作はもっとドラマティックに仕上げることもできたのでしょうが、あえて淡々と進行させる形にしたのは個人的には嘘っぽさがない分、悪くないと思います。ただ残念なことに多くの人は望んでいなかったようです。

チェ・ゲバラに対するインタビューという形で彼が革命を振り返るコメントを元に、関連する映像が流れる展開です。中でも医者であると同時に重度の喘息持ちであったために初期のゲリラ戦には参加していないと告白するシーンは多くの人が知らなかったのではないかと思われます。
後半は市街地での激しい戦闘になります。僅か82名で海外から乗り込んで一国の政府を倒すまでに大きくなった光景は本当に大変なことをやってのけたのだと感心してしまいました。

ちなみにwikiによるとチェ・ゲバラは一度来日したことがあるそうですが、知名度が低かったために報道機関からも無視された状態だったそうです。この作品がなければ今でも誰も知らない、知っていてもただの共産主義者と評価されていた可能性が(少なくとも日本国内では)あり得るので、本作の貢献度はそれなりに高いと思われます。

知識欲を満たすことを目的にするなら問題ないと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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