悪魔のルームメイト

監督 グレゴリー・Ｊ・リード
キャスト　エディ・レッドメイン、トニ・コレット、トム・スターリッジ、リチャード・ロクスバーグ、パトリック・マラハイド
2006年　オーストラリア、イギリス
ジャンル：ホラー、オカルト、サスペンス

【あらすじ】
名門私立高校に通う少年ナイジェルが殺害され、現場に居合わせた彼の友人アレックスが逮捕される。しかし、明確な証拠はなく肝心のアレックスは全く口を割らない。そのため女性心理学者サリーが呼ばれ、アレックスから真相を聞き出そうと試みることに。

【感想】
劇場未公開、DVD未発売、有名な俳優も出ていないの3点セット。映画ブログのネタとして全く需要がなさそうなのは十分承知だが記録として残しておく。

殺人容疑で逮捕された少年アレックスが彼の周りに起こったいくつもの殺人事件を心理学者に語る形で真相が明かされていくパターン。

タイトルにもなっている通り、アレックスがルームメイトであるナイジェルの猟奇的な行動に巻き込まれていきます。ナイジェルは動物の解剖や人体の仕組みに興味を持つ不気味な存在であり、アレックスから嫌われています。しかし物語が進むにつれ、次第にナイジェルに興味を持つようになる。最後にはナイジェルは動物には飽きたのか本物の人間に手を出してしまいます。彼の動機や事件の背景になっているのは中世の宗教であることが明かされる。

全体的にストーリーはきれいに纏まっていたと思います。ただ役者の線が細いので作品から受ける印象はやや迫力不足か。それから恐怖よりも不気味さを前面に押し出しています。特に後半はグロテスクな描写が多いので苦手な人は避けるべきかと思います。

まあ、避けろと言った所で肝心の観る手段があまりないのですが・・・。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

悪魔のルームメイト：DVD未発売