ワイルド・スピード ＭＡＸ

監督 ジャスティン・リン
キャスト ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、ジョン・オーティス、グレッグ・コリンズ、ラズ・アロンソ
2009年　アメリカ
ジャンル：アクション、シリーズ

【あらすじ】
南米へ逃亡したドミニクは、恋人や仲間と共に輸送車の強奪を繰り返していた。そんなある日、L.A.で暮らす妹・ミアから衝撃的な報せが届き…。

【感想】
キーワードは「原点回帰」これは正しい選択でしょう。

前作は東京を舞台にレース映像を見せるだけが目的で登場人物やシナリオが従来とは全く別物、それに外国人が描く日本のいい加減さも手伝って非常に雑な印象を受けたが、本作では１及び２の内容を踏襲するものとなっている。監督は前作から引き続きなのでよく軌道修正を受け入れたなと思う。この部分は評価してやりたいです。

映像からは猛スピードで駆け抜ける爽快感よりも、この速度で事故した場合の恐怖感の方が伝わってくるのではないかと思う。狭い場所で沢山の車がひしめき合う形になっている。シリーズ通してレースシーンが目玉ではあるが、今回は垂れ流しではなく出し惜しみしたように感じた。夜間における公道と日中での砂漠でのレース。この部分の出来はそこそこ良かったと思う。

シナリオに関してはありきたりでなぜ主人公の目的を達成するための手段がこんなカーレースになってしまうのかを説明するのが難しい。ただ、この馬鹿馬鹿しさはシリーズ上の共通点だと考えると本作になって批判する気分にもならない。らしさと捉えるべきでしょう。

シリーズのファンだが、前作には失望させられた人なら楽しめるのではないかと思います。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

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