映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

フォーガットン

2010-07-27 10:21:29 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ジョセフ・ルーベン
キャスト ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ、アルフレ・ウッダード、アンソニー・エドワーズ、リー・ターゲセン、ライナス・ローチ
2004年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー、SF

【あらすじ】
飛行機事故で息子を亡くしたテリーは、悲しみから逃れられない。そんな彼女を夫や精神科医は見守るが、やがて不思議な現象が起こる。止めてあったはずの車がない。飲んでいたはずのコーヒーがない。そして人は「車はここになかった」「コーヒーを飲んでいなかった」と言うのだ。テリーは記憶を捏造していると。そして大切な家族3人の写真から息子だけが消え、息子を可愛がっていた友人も、夫も「息子などいなかった」と。一体何が起こったのか。

【感想】
サスペンスなのに犯人は宇宙人でしたというまさかのオチ。

これは反則としかいいようがないです。「犯人が宇宙人なら仕方ないよな」と沈黙してしまった。どんな不可解な現象も宇宙人がやっていることなので何でもありになってしまう。そのため前半の推理を促すような展開が馬鹿馬鹿しくなってしまった。

このキャストでいかにも本格的に見せかけておいて実はお馬鹿映画。見事な牽制球。完全に逆をつかれました。笑いのポイントは沢山あります。(そういうつもりで作ったわけではないんでしょうけど・・・。)

「サイン」で大コケしたのがきっかけなのか、こういう確信犯的なお馬鹿映画は姿を消しつつあるように感じます。もはや数年で1本単位ではなかろうか。酷評されるとわかりきっているのにジュリアン・ムーアやゲイリー・シニーズはよく引き受けたなと思う。

息子が飛行機事故で死んだにもかかわらず、自分以外の人間はそのことを認めようとしない。主人公が流産した際の精神的ショックで病気になり息子がいたという幻想を作り出していると思われる中で、真実を捜し求めるという内容。

このキャストなので「ビューティフル・マインド」のような精神病と苦しみながらもそれを克服する社会派ドラマを想像してしまったのは私だけではあるまい。SF路線はかまわないがやはり宇宙人の仕業というオチは鑑賞側に手抜きではないのかという印象を与えるのではないか?

こういう確信犯的なお馬鹿は好きなのでそれほど悪い点数はつけません。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

フォーガットン [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

最新の画像もっと見る