監督 ジョー・カーナハン
キャスト リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、ダーモット・マローニー、ダラス・ロバーツ、ジョー・アンダーソン
2012年 アメリカ
ジャンル:アクション、ドラマ、サスペンス
【あらすじ】
最愛の妻を失い全てに絶望したオットウェイは、流れ者たちが集まる石油採掘現場で凶暴な野生動物から作業員を守る仕事についていた。ある日、休暇で帰郷する作業員たちとともに乗り込んだ飛行機が、凄まじい嵐に遭遇して墜落。生き残ったのは、オットウェイを含めてわずか数名だった。だがそこは、一面雪に覆われた極寒の大地。血に飢えたオオカミも襲撃してくる状況下、生き残りを賭けた男たちのサバイバルが始まる。
【感想】
エンドロールの一番最後までみないと結末がわからない仕組み。しかし残念なことにその結末自体が大して気になるものでもなかったので得した気分にはなりませんでした。
内容には色々とケチをつけたくなる点が多かったのですが、雪山の景色の美しさだけは素晴らしかったです。まさに絶景。私は単純なのでこれだけで最後まで見ることができました。
飛行機が墜落して雪山で取り残された男たちを描く。極寒による自然との闘いというよりは狼との対決がメインになっています。「生きてこそ」みたいなサバイバル映画で良かった気がします。自然の厳しさを伝える部分が弱かったように感じました。作中で「生きてこそ」について触れていたのは似ているとか言われるのを自覚していたからかもしれません。
主人公の影の部分を仲間から指摘されるなど個々の人物の描写については結構しっかりしていたと思います。問題は肝心の狼との対決が盛り上がりに欠けたこと。特に森に逃げれば狼の追跡をかわせるとか言っておきながら、逆に猛攻を受けて最後は巣穴に飛び込んでいるって間抜け過ぎやしないですかね。1名ずつ脱落していく展開についてもありがちだったと思います。
内容重視ではなく美しい景色の映画が好きなら気に入ると思います。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
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