映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

七年目の浮気

2009-10-11 00:13:30 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ビリー・ワイルダー
キャスト トム・イーウェル、マリリン・モンロー、イヴリン・キース、オスカー・ホモルカ、キャロリン・ジョーンズ
1955年 アメリカ
ジャンル:コメディ

【あらすじ】
妻と息子を避暑地に送り出し、つかの間の独身に戻った結婚七年目の夫。そんな時、階上に美人のCMモデルが越してきた。彼の浮気の虫がむずむずし始めて……!?

【感想】
地下鉄の通風口でマリリン・モンローのスカートがめくれあがるシーンといえば、映画史の中でも最も有名なカットと言ってもいいのかもしれません。映画どころかアメリカという国の象徴ではないのかという気もしてしまいます。(ちなみに映画では全身映っていないです。)

このあまりに有名なシーンだけが一人歩きしてしまい映画作品としての知名度は今ひとつのようです。書いている私も未見でしたし、このシーンは誰もが知っていても、映画の作品名まで答えられる人は少ないはずです。

ただし、本作はそれだけの映画ではないです。ビリー・ワイルダー監督作品であることを忘れてはいけません。ユーモアに富んだ二人の会話が特徴。よくこんな会話ができるなあと感心してしまう。実用性は全くないのですが、小気味いいです。そのため浮気というドロドロした側面を全く感じさせない。それから小道具の使い方も相変わらず上手です。特に息子のローラースケートやヨットのオールに関する場面はセンスがいい。

余談ですが、撮影現場に居合わせた夫のジョー・ディマジオはスカートをおさえるシーンに激怒して2週間で離婚してしまったそうです。別に怒るほどのものでもないと思うのですが、文化や時代背景がよくわかっていないので何とも言えないです。またマリリン・モンローはこの頃既に精神状態が悪化していたらしい。

見る価値という点では文句なしの映画です。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

七年目の浮気 (特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

最新の画像もっと見る