映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

めまい

2005-03-13 00:51:15 | ★★★★★★★★★☆
監督 アルフレッド・ヒッチコック
キャスト ジェームズ・スチュワート キム・ノヴァク
1958年 アメリカ
ジャンル:サスペンス

【あらすじ】
犯人を追跡中仲間を死なせてしまって以来高所恐怖症に陥り仕事も辞めてしまった元警官のスコティは自宅で療養している。ガールフレンドのミッジはそんな彼の心の支えだ。ある日学生時代の友人エルスターに呼ばれ、妻マデリーンを尾行してくれないかと頼まれる。彼女は時々放心状態に陥りふらりとどこかに出かけてしまうのだが最近それが特にひどい。エルスターによるとその原因は死んだ者にあり、死人が妻に取り付くと言うのだ。スコティはその話を本気にはしなかったものの、興味本位で引き受けることにした。翌日から早速尾行を開始するスコティ。ある日、突然海へ身を投げてしまうマデリンをスコティが救う。

【感想】
ヒッチコック独特の美しい色彩の映像、鑑賞する人の心理状況を見事に再現した音楽。これらのこだわりに洗練された秀逸なシナリオが加わり、最後まで「この作品本当にすごいな」と感心しながら見ることができます。見ながら名作を確信しました。映画史に残るといわれるのも当然だと思います。

でもよく言われてることなのですが、ある秘密をストーリーの途中でばらしてしまうんですよね。これがなければどういう印象を持っていたでしょうか。これには賛否両論あると思います。
更にあのラストの意味が納得できなかったりもします。なぜマデリンは自分から○○したのか。スコティがそれほど彼女を精神的に追い詰めていたようには見えませんでしたが・・・(それ以上はネタばれなので書けません。ご了承下さい)

とはいえ最初から最後までマデリンの行動が常に謎に包まれていたのが、作品としての魅力になっていたのは間違いないです。見ている方まですっかりマデリンに振り回されてしまいました。

批判する人が多い内容はともかく単純な私はこの映像と音楽にすっかりやられてしまいました。それだけで十分です。

お薦め度:★★★★★★★★★☆


めまい

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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