映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

エデンの東

2008-01-20 12:13:29 | ★★★★★★★★☆☆
監督 エリア・カザン
キャスト ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリート、ロイス・スミス
1954年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
第一次世界大戦下のカリフォルニア州サーリナス。24歳のキャルは反抗的な問題児扱いされていた。ある日、キャルは死んだと聞かされていた母が実は生きていることを知る。

【感想】
実に50年以上前の作品ですが、この時代の映画が描く価値観や考え方を現在と比較してみると色々考えさせられます。その意味でこの作品は価値が高い作品だと思います。

実はジェームズ・ディーンの作品を見るのはこれが初めてでした。24歳という若さで生涯を終えた彼の人生はテレビのドキュメンタリー番組でよく特集されていましたが、わずか3作品の出演だけで、当時、ファッション面等で多大な影響を与えたのも十分に納得でファンになりました。

そんなジェームズ・ディーンが演じた「キャル」はどういうわけか彼そのものに見えてしまいます。溺愛された兄と正反対で父親から嫌われ、見捨てられていたキャルは、実はビジネスの才能があり、父親に気に入ってもらうために、大豆へ投資で大金を稼ぐのですが、当時の社会的な価値観もあり、一段と嫌われてしまいます。そんな父親に対する心の葛藤を見事に演じています。
そして失望したキャルの行動が兄にショックを与え、父親も倒れてしまいます。この不幸な話を振り返って見ると何が、誰が悪かったのだろうか、考えてしまいます。シナリオは今となっては古典的ですが、その後の数え切れない派生作品にはない魅力があります。

とても好きな作品なのですが、唯一、気に入らなかったことがあって、それは最初に雇った看護士のあの態度です。これだけは理解不能でした。(-1点。)

お勧め度:★★★★★★★★☆☆


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