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タイタンの戦い(2010)

2011-02-22 18:38:28 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ルイ・レテリエ
キャスト サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ジェイソン・フレミング、ジェマ・アータートン、アレクサ・ダヴァロス、マッツ・ミケルセン、イザベラ・マイコ
2010年 アメリカ
ジャンル:アクション、アドベンチャー、ファンタジー、リメイク

【あらすじ】
人間の王が横暴な神に反乱を企てる。彼らの宣戦布告に激怒した天上の創造主・ゼウスは、冥界の王・ハデスと魔物たちを地上に解き放つ。

【感想】
2Dで鑑賞。巨費を投じたであろうCGが特徴的だが、私にはなぜか1981年版のキャラのカクカクした動きの方が興奮してしまうのであった。CGでもこれだけの映像を作り出すのは大変なことなのだとわかっているのですが、どこかにCG=何でも簡単に作れるという間違った印象があるのかもしれません。

タイトルからわかるようにギリシャ神話がベースになっています。これまた1981年版とはかなりストーリーに違いが見られるのですが、元々が作り話なのでそれをどうこう言っても仕方ないでしょう。

ギリシャ神話を描く中で「聖闘士星矢」をかなり意識しているのではないかと思われます。なぜなら古代人がいつもの白い布ではなく光る鎧を身にまとっている。誰だって「こいつら聖衣(クロス)着てやんの」と不自然に思ってしまうことでしょう。後から知りましたが、やはり監督が車田正美氏のファンだったらしい。おかげで日本での宣伝は同氏がポスターを描いたとのこと。

気合の入ったCGについてはよく出来ていたと思います。肝心のクラーケンやメデューサの造形は見事だったし、景色のワンカットも非常に美しかったです。

シナリオに関しては気ままな神々が人間界にいたずらする理不尽さが描かれていれば良かったと思う。所詮は人間なんて神に支配されているわけで基本的に非常に不条理なお話ですから。 それから時代背景等のディテールをわざわざ会話の中で説明する場面がやたら多く不自然だった。とはいえこの部分は仕方がない面もあるでしょう。

エンターテイメント作品として捉えることができれば十分楽しめると思います。逆に濃厚なギリシャ神話が観たい人には薦められません。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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