ランボー

監督 テッド・コッチェフ
キャスト シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、ジャック・スターレット、デヴィッド・カルーソー、ビル・マッキーニー、クリス・マルケイ
1982年　アメリカ
ジャンル：アクション

【あらすじ】
ベトナムで特殊部隊グリーンベレーとして活躍したものの、帰国後に待っていたのは、絶望的な孤独と社会からの疎外感。帰還兵ランボーは、警察の理不尽な訊問に戦地での忌まわしい記憶をよみがえらせ、単身、数百人もの警官隊相手にゲリラ戦を挑むことになる。

【感想】
私は基本的に字幕派なので少し邪道な方法かもしれませんが、本作の場合、やはりオリジナルよりささきおさおの吹き替えの方が訴えてくるものがあります。

ランボーに限らず、スタローンは出演作にて常に体張っていますが、基本的には持病のせいもあって顔が無表情だという（役者として致命的かもしれない）欠点があるので、最後の元指導教官の前でランボーが社会に対する不平や不満をぶちまけるシーンはプロの声優（正確に言えば歌手だが・・・）による迫真の叫びで味わった方がいいでしょう。

スタローン自身が「ロッキー」で成功するまで、不毛な人生を送っていた人なので、ランボーは彼自身に被る面があると思います。その点では「こんな危険な奴嫌だ。共感できない」という感想を見たのですが、私には市民に危険なイメージを与え、迷惑をかけたとしても共感できました。

ただし、この映画も初めてみたときは迫力が伝わってきたのですが、テレビ放送で何回も見ているので、今ではすっかり慣れてしまってベトナムで凄惨な目に遭遇したというのはわかるのですが、彼をここまで敵視する警察は嘘っぽいなとひねくれた見方をしてしまいます。その点で何度見ても面白いとまでは言えないなと思います。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

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