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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

2013-01-18 20:07:41 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ニールス・アルデン・オプレヴ
キャスト ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、レナ・エンドレ
2009年 スウェーデン、ドイツ、デンマーク
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー

【あらすじ】
40年前、ストックホルムの孤島で少女が忽然と姿を消した。事件の調査を依頼されたジャーナリストのミカエルは、天才ハッカー・リスベットと共に真相に迫っていく。

【感想】
アガサ・クリスティのシナリオにそっくりですね。登場人物の多さとか伏線の複雑さとか。

先にハリウッド版を鑑賞している人が圧倒的に多い中で私はオリジナルである本作から入りました。それから原作は未読です。映画の場合、原作を知らないと楽しめないという作りは基本的に許されないと考えております。

全体的な印象として顔中にピアスをしたドラゴン・タトゥーの女の個性の強さやバイオレンスシーンの過激さが本流であるサスペンスの謎解き部分とかみ合っていなかったように感じました。両方がうまく融合していれば最高の形になったのでしょうが、前者が浮いていたように思います。容姿的にも個性的ではあるが感情移入はしにくいタイプなのも大きいです。正直、日本人には受けにくいキャラクターでしょう。

その失踪事件に対する真相自体は非常に面白くて最後まで目が離せませんでした。ミステリアスな雰囲気もしっかりと出ていたと評価できます。ただ40年前のいくら調査しても真相がわからなかったほどの難事件がわりとすんなりとしかも次々に手がかりが出てきたのはやや拍子抜けしました。これでは主人公達が優秀というよりはどうみても昔の操作に抜かりがあったという印象を持ってしまいます。情報量が多い小説原作だと内容をカットしつつもそれでも詰め込まれている形になるので同様のケースはよく見られると思います。

元ナチによるユダヤ人虐待の名残って本当にあるんですかね。同様の結末の作品は他にも見られるので気になるのですが、それが真相だったと聞かされてもあまりピンとこないものがあります。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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