グレムリン２／新・種・誕・生

監督 ジョー・ダンテ
キャスト ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ジョン・グローヴァー、ロバート・ピカード、ディック・ミラー、クリストファー・リー
1990年　アメリカ
ジャンル：SF、コメディ、ファンタジー、シリーズ

【あらすじ】
いつもは可愛い小動物モグワイだが、飼うための規則を守らないと怪物グレムリンと化してしまうペットをめぐる騒動を描いたシリーズ第2作。今回は巨大ハイテク・ビルにビリー（ザック・ギャリガン）がかつて飼っていたモグワイ、ギズモが連れていかれたことから、とんでもない事態が発生する。

【感想】
さすがにこれは未見でしたが、「なぜ作ってしまったのだろうか？前作から6年も経っているのに」という思いが強いです。それにこの恥ずかしいサブタイトルなんとかならなかったの。

内容的には、グレムリンの悪事をエスカレートさせた作りです。よい言葉を使えばパワーアップなのでしょうが、作品としての魅力は下がったと思います。前作の良さはギズモのかわいさとそのギズモから生まれたグレムリン達の凶暴性のバランスが絶妙で、両者が全く対照的であることが面白いという印象を受けたのに対し、本作ではグレムリンの凶暴性ばかりがフォーカスされていたように見えてしまいます。つまりバランスが悪い。
またそのギズモに関しても「ランボー２」を見て火の弓をはなったり、他にもハルク・ホーガンが出演したりと全体的に悪ふざけし過ぎ。映像的にどう見ても合成で地に足が着いていないようなシーンがいくつも見受けられたのも気になりました。

それから「グレムリン」といえば、やはりクリスマスのイメージだと思います。クリスマスの雪が降り積もる光景にあの有名なテーマ曲が流れないと気分的に乗れなかったです。なぜこの設定を壊したのか納得できませんでした。

正直、グレムリンは第１作だけを観ていれば十分だと思います。マニア向け。

お薦め度：★★★★☆☆☆☆☆☆

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