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情無用のジャンゴ

2013-04-18 23:52:08 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 イタロ・ジンガレッリ
キャストトーマス・ミリアン、レイモンド・ラブロック、ピエロ・ルッリ、ロベルト・カマルディエル、サンチョ・グラシア
1966年 イタリア、スペイン
ジャンル:ウエスタン

【あらすじ】
白人とインディアンの間に生まれたジャンゴは、金塊輸送車の襲撃に加わるが、仲間の裏切りに遭い瀕死の重傷を負う。インディアンに救われた彼は、一味を追ってメキシコ国境の町へ赴く。

【感想】
主人公が爆竹つけた馬を敵の中に走らして爆発させるとかこんな外道初めて見た。

倒すべく宿敵がコロコロ変わったあげく最後の敵も主人公が直接手を下さないという最近の映画からは考えられないようなぶっ飛んだ作りになっています。それだけにつかみどころがない作品という印象。

オープニングで主人公が味方の裏切りによって瀕死の状況の所を通りかかった二人に救われます。この段階で誰もがこの男に対する復讐劇だと思うはず。しかしこの男は直ぐに殺されてしまい、その瞬間に違う宿敵が生まれる。おかげで主人公が何をしたいのかよくわかりません。正義感が強いわけでもなく金をもらって生きていけばいいやという姿は主人公像とはかけはなれていました。拷問されて泣きながら自白する主人公もありえないですよね。

ただマカロニウェスタンを観る人は残虐なストーリーを好むと思うのでその点では本当に情け無用だったと思います。ここまで人間味ゼロだと逆に気持ちいいものがありました。映画の作り方からすると完全に失格だとなんでしょうけど、インパクトのある作品を求めていたので逆に斬新で楽しめた作品になってしまった。

似たようなタイトルの「血斗のジャンゴ」という作品も善人が悪人になると同時に悪人が善人になるという奇抜な作品でした。この時代の西部劇には本当に驚かされます。完成度そっちのけで鑑賞してみたいですね。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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エス・ピー・オー

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