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センチュリオン

2013-08-15 22:17:33 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 ニール・マーシャル
キャスト マイケル・ファスベンダー、ドミニク・ウェスト、オルガ・キュリレンコ、リーアム・カニンガム、デヴィッド・モリッシー、ウルリク・トムセン、ポール・フリーマン、イモージェン・プーツ
2010年 イギリス
ジャンル:アクション

【あらすじ】
紀元117年、ブリテン島北部に駐屯するローマ帝国第9軍団は、先住民ピクト人への襲撃を開始。ピクトの女戦士エテインを道案内に前進するものの、彼女の裏切りで逆にピクト人の奇襲に遭ってしまう。辛うじて生き残ったクイントゥスら数人の兵士は、囚われた将軍を救うために敵地へ忍び込む。しかし、その際に仲間のひとりがピクト王の息子を殺めてしまう。怒りに震える王は、復讐のため逃げた兵士たちをエテインに追わせるが…。

【感想】
ここ数年、R15に分類される作品が多くなったように思います。認定している側の判断基準の問題なのか、暴力描写が好まれている傾向にあるのかはよくわかりませんが、本作に関してはあまり見せたくない類の映像が多数ありました。

戦いにおいて相手の喉元を容赦なく刃物で引き裂くような激しい暴力描写は確かに生々しいです。しかしそのわりに痛々しさが感じられないのは、残忍な描写を多用しすぎて一種の爽快感に変わってしまったためだと思われます。個人的には過激な描写はメリハリをつけてここぞという時に使う方が好みではあります。既に同様の作品が多数見受けられるのでオリジナリティは高くありません。

また登場人物が次々と死んでいくのは長期間のドラマとかならいいですけど、100分程度の時間の作品でやられると軽く感じられてしまいます。どうせ主人公以外、みんな死ぬんだろうという雰囲気が漂っていました。

一方で「007/慰めの報酬」に出演していたオルガ・キュリレンコがなかなか個性的なキャラクターを演じていたのはとてもよかったです。他の登場人物を完全に食っていました。おかげで彼女が退場してからの展開はおまけのように感じられてしまったのは困りものですが・・・。ラスボスにもってきてもよかったのではないでしょうか。

紀元117年を舞台とした映像は非常に美しかったです。内容が過激なのでじっくりと楽しむ余裕がなかったのはもったいない。

何にせよ、きつい描写が多いので鑑賞するにはそれなりの覚悟がいるかと思われます。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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クリエーター情報なし
東宝

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