Go The Distance!

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かの地ジャーニー プ~さん・ウルソ編 第壱話

2009-08-21 00:01:04 | かの地の出来事
かの地ジャーニー プ~さん・ウルソ編



第壱話 俺のモチベはチャヂョンゴだ

第弐話 限界を越えて(執筆中)

第参話 銀輪よ、あれがウルソの灯だ(執筆中)



第壱話 俺のモチベはチャヂョンゴだ



いよいよかの地ジャーニーの出発だ!

…と予定していた日が
大雨&強風
の予報

前日に天気予報をしばらく眺めて
予定を一日遅らせることにしました

しかし、その結果
2泊3日でプ~さん→ウルソ間の550キロを走らなくてはならなくなりました
当初の予定の3泊4日のゆったりジャーニーが
連日200キロオーバーのスーパーロングディスタンスになったことを
この時は、軽く考えていました

出発予定日を一日遅らせて…
3時起床
ゆったりストレッチをすませて、春秋用のオイルを塗って、
パットにクリームをたっぷり塗ります
今日は距離を稼がないといけないので準備を万全に

一刻も早く出発したかったのですが
如何せん、外は真っ暗
かの地での夜の走行は雨の走行以上に危険です
あせる気持ちを抑えてもう一度、チャリのチェック

この日の日の出は5時半過ぎ
途中の道までは何度も行っている場所なので暗くても大丈夫と判断し
5時に出発



外は真っ暗&前日の雨で路面も濡れている所もあるので
ゆっくりと走り始めます



まずは7号をトンデン方面へ
その後14号からキンメリ方面を58号に
夜も明けてきました

 

その後北上していきます



走り始めて1時間ほどで
ポツポツと振ってきちゃいました



まあ、そのうち止むだろう
と思いつつそのまま走っていると
雨はどんどん強くなってきます



ついに本降り
トラックが通るたびにシャワーのような水をかけてくれます



こんなになっちゃいました

 

80キロ制限の道を車は100キロ以上出てるんじゃないかという
スピードで通り過ぎます
濡れるのはそんなに不快ではなかったのですが
寒いです
夏とは思えないくらい寒いです
このままではキケンだと休憩をとります

 

命を救ってくれた
温かいコーヒーと辛いラーメン
ちっても止まない雨に諦めてウインドブレーカーを着て出発
夏だからベストタイプのものを持ってきてのだが
これが大失敗
冷夏+冷たい雨にちっとも効果がない
寒くてハンドルを持つ手が震えます
とにかくペダルを回して体を温めようと試みます



ようやく雨も止みました
…と同時にセミも鳴き始め、蒸し暑くなってきます
一旦自転車を止めて、ストレッチをしてブレーカーをしまって
再スタート
何だかそれだけずいぶんスッキリしました



さらに北上、25号に入りました



…と前方にハザードランプを点滅しながら走るバンの前に
ローディーの集団を発見

 

一糸乱れぬ動きで集団走行!
地元の大学のチャリンコ部らしいです
挨拶してサクッとかわし先を急ぎます

 

プ~さんを出発してから100キロ
ワールドカップの会場にもなったテングに到着



後ろに見えているのがスタジアムです



濡れた靴&靴下が気持ち悪くて
しばらくここで乾かします
裸足になってストレッチすると気持ちいい!



ずっと幹線道路を走っていたので
久々の大都市
街に入ったらすることは…
食事です
ちゃんとした物を食べたかったらやはり大きな街が一番です
地元料理も食べたかったのですが
当たり外れが多いし、ゆったり食べる時間もないので
ファーストフード店へ
バーガーキングでしっかり塩分、タンパク、炭水化物を補給



旅のお供はこのEdge705
これがかの地ではとても頼りになる
残念ながら、かの地の詳細地図はないのだが、ワールドマップのデータを
入れておいたので、国道くらいなら表示される(かなりいい加減だが)
事前に主要ポイントを登録しておいたので
後は画面を見ながら大まかな方向を目指して走っていると
大きな道路にぶつかり国道へと通じる
国道にさえ出てしまえば後は道はわかる
Edge705がなかったらとても旅を続けることはできなかったと思う
(田舎は建物も人もないので道を尋ねることもできない)



さあ、ここで本日最大の選択
最短距離でウルソを目指すなら4号を進んでいったほうがいい
しかし、通りまわりしてでも行ってみたいところがあった

『自転車の博物館』

なんて素晴らしい響きでしょう!
しかしそこまでいくにのまだ80キロ以上ある
時間は午後2時を過ぎたあたり
時速30キロで走ったとして2時間以上
休憩時間を考えると5時閉館なら間に合わない…
YOMEに調べてもらうと閉館は6時とのこと
それなら!
ということでルート変更
4号から25号へ



しかしここからが辛かった
行けども行けども道がまっすぐ続いているだけ



180キロを過ぎて走るが
まだまだ50キロほど先
だんだん自分が進んでるのか景色が勝手に動いているのか
わからなくなってくる
ヤバイです



ようやく200キロ越えましたが
まだ30キロ以上あります
何だかボーっとしてきたので
思い切って休憩
時間に余裕はなかったけど
この精神状態で走っていると事故を起こすと思って



ガソリンスタンド併設の雑貨屋さんへ
500mlの水を一気に飲み干し
さらにポカリ一缶を一気飲み
アイスを頬張りながら店内でストレッチしていると
お店の客が話しかけてきます
プ~さんから来たこと、これからサンザンジュに向かうことを話すと
「まだ40キロぐらいさきだぞ!」とおじさん

「わかってる」と言いつつも直接言われるとちょっとヘコム

「何で、そんなことしてるの?」とまたまたおじさん

これには即答で応えました
「ちゅぬん ちょあよ ちゃぢょんご!(私は自転車大好きです!)」

もうモチベは自転車しかありません
開館時間に間に合うべくただただペダルをまわします
だんだん膝とくるぶしあたりが痛み出してきましたが、
かまわずダンシングしまくります

5時を過ぎた頃



ついに到着、自転車の街

この頃には、膝を曲げるたびに激痛が…

 

自転車モニュメントが街のあちこちにあります

じっくり街を見たいところですが
まずは博物館へ

 

博物館に到着

 

間に合いました

  

かの地が植民地時代にこの街で生まれた方が
自転車の名立たる競技に勝利したそうです
その方のコレクションを中心に様々な自転車が展示されています















たっぷり堪能してから街まで戻り
今日はお安いモーテルに泊まります

博物館がなかったら、こんなには走れなかっただろう

膝とくるぶしに激痛がする
明日は、走れるだろうか…



夕飯はゆったり食べれるので地元のものを



牛肉のへージャンクをいただきました
あんまりにもお腹が空いていたのでご飯を3杯もおかわり

部屋に戻り
チャリのチェック

雨の中走ったのでホイールに水がたっぷり入りました…
高圧な空気入れはもってないので
ここで空気を抜いて乾かすこともできず
リム周りとブレーキシューの確認
たっぷりついた泥を落として…

後は泥のように眠りました



かの地ジャーニー 1日目
本日の走行距離 235.16km
   走行時間 8:39'40"
平均心拍130。最高178。エネルギー消費6829kcal。
AV 27.0km/h 80rpm MX 62.1km/h

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5 コメント

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Unknown (GTRオヤジ)
2009-08-21 19:28:36
一気読みさせて頂きました。
いつもながら、気合入りまくりですね!!
第弐話、第参話のアップが楽しみです。
ちゅぬん ちょあよ ちゃぢょんご!ですね。
返信する
Unknown (ニャロメ)
2009-08-23 01:40:23
しばらく見ないでいたら、魅力あるエントリーがたくさん!!!
ゆっくりビール片手に読ませていただきます。
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Unknown (ウッドキャビン)
2009-08-23 09:01:06
>GTRオヤジさん

旅から戻ってくると
待っていてくれました…たまった仕事が…

ということで回想にふける時間もなく
仕事にあけくれる毎日で
後半のアップができずにスイマセン

しかし
あれだけ自転車で走ると
もうしばらく乗らなくていいかなと
思ったのですが
街でチャリに乗っている人を見ると
もうダメですね
すぐにでもチャリに乗りたくなってしまう…

>ちゅぬん ちょあよ ちゃぢょんご!

そうなんですよ♪
バカがつくくらい!


>ニャロメさま

200キロ走ってみてわかりました
Bチームは凄いです
とても連日走れる距離ではないですね…

今回の旅にあたって
ニャロメ先生のブログの旅記録をずいぶん参考にさせてもらいました
ありがとうございます

後半も気長にアップしていきますので
良かったら、お付き合いくださいませ
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Unknown (豪の人)
2009-08-23 18:12:23
こんなに気合を入れて走ったことがすごいんじゃなくて、走ったあとにブログをちゃんとまとめていることがもっとスゴイ、と思います。
昔、もう30年位前に東京から名古屋まで1日で走ったことがあるけど、三日間は歩けなかったよ。20時間くらいかかったかなあ。ウディーさんはちゃんその後に仕事してる。なんて偉大な人だ!
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Unknown (ウッドキャビン)
2009-08-24 00:12:22
>豪の人さん

>走ったあとにブログ

どうも忘れっぽいので
何かに残しておかないとダメなんですよ…

私も数年前に
小径車(BD-1)で東海道を縦断した時に
京都から出発2日目でしょうか
桶狭間古戦場後でテント泊したことを思い出しました
あの時は膝がガクガクして町の銭湯で
休憩して何とか動けるようになりましたね

学生の頃は
金はないけど時間がある
だったけど

社会人になると
金はあるけど時間がない
になりますよね

できるかぎりの時間の中で
大好きなチャヂョンゴ(自転車)と
たっぷりかかわることができればいいなぁと
思ってます
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