日本語には子音のLとRの区別が無いので、英語のLとRを間違えるのは良くある話。このせいで日本人の話す英語はEngrishと揶揄される事もある。俺もたまに間違う。最近は本に「Prague」と書いてあったのでペストの本かと思って読んだらチェコの首都のプラハに関する本だったという事があった。ペストは「Plague」。
「Pragueでプラハなんて読めねーよ」と思ったら英語の発音はプラーグ。プラハは現地語であるチェコ語の発音のようだ。外国の言葉でさらに違う国の地名や人名となると難しいね。
一方でその言葉には歴史を感じることも多い。例えばドイツではフランスの事を「Frankreich(フランク族の国)」と呼び、フランスではドイツの事を「Allemagne(アレマンニ族の国)」と呼ぶ。多数の民族が争いながら国を作っていった様が伺える。
我らが日本は海外では主にNipponではなくJapanと呼ばれるのは皆さん御存知の通り。海外由来ではなく本来の名前であるNipponで統一しようという政府の動きもあったが、英語圏ではNip=乳首を連想させるのでやめたらしい。JAPというのは日本人に対する蔑称だが、単純にJAPANの略称の意味で使われることもあるので言われてもすぐに怒ってはいけない。ネトゲをやってると日本人をJAPと悪気なく呼ぶ人が意外と多い事に驚く。指摘すると平謝りするので本気で知らないらしく、JAPが蔑称というのは過去のものになりつつあるのかもしれない。一方で日本人に対してNIPと言うのは100%蔑称なので言われたら怒るべし。
ちなみにJapanは「日本」の中国読みが語源。ここにも歴史あり。