=電線の鳥blog=「今日もどっちつかず」

 一般的にどうなのか、みたいなことは、結局、重要なことではない~チップ・エクトン

恋の呪文はベラマンチョ

2006年04月30日 | 森下くるみさん
 AV作品の主題歌CDは珍しいのではないか。

 本編は2002年製作の「痴女バカコメディ~ハメットさん」
 監督はTOHJIRO。(てっきり二村ヒトシ作品だと思っていた。)
 星からやってきたお手伝いさんがヒロインの人気テレビドラマ「コメットさん」の
パロディだが、パロディとして成立したかどうかは分らない。
 というのは、オリジナルは九重佑三子さん主演で1967年~68年放映。
 大場久美子さんを起用したリメイク版ですら1978年~79年放映で、79年は森下さんが生れた年だ。
 アダルトビデオの購買層は分らないけれど、30歳を越えていないとパロディの妙味が出ない。
 ま、再放送とかあるけどさ。
 要するにこれは、TOHJIRO監督の趣味であろう。
 おそらく監督の記憶にあるのは九重版で、それは私も同じだ。中年ですから。

 CDには軽快な表題曲のほかにバラード風の「青空」が納められている。
 どちらもアイドル歌手向きで、珍品という感じはしない。
 くるみさんの歌唱は…あはは…ま、宇宙人ですから。
 それに大場さんも歌の下手さには定評があったし、浅田美代子さんのデビュー時よりは上手だ。
 というより、すご~く恥ずかしそうに歌っているのだ。ファンにはそこがウケルかも知れない。

 写真は歌詞カードより。たまには読者サービスを…。

昨晩の「朝まで生テレビ」

2006年04月29日 | 文化・社会
 池田信夫さんが出演されるというので、昨夜の「朝まで生テレビ」(テレビ朝日系列)を観た。
 テーマは「テレビに明日はあるか?」

 池田さんは、時々行く喫茶店の店主に似ている。
 何の変哲もないが、安くてコーヒーが美味しく、大抵ヘップバーンの映画が流されている、いい店だ。
 動いてしゃべる姿を初めて拝見したが、やはり似ていることが確認できた。
 私が池田さんについて紹介できるのはこのことだけ。
 お知りになりたければ、ブックマークからご本人のサイトに入って頂ければよい。

 思うに同番組の原型は、大学生が四畳半もしくはサークル室で展開する徹夜の議論ではないだろうか。
 そういえばサークルのノートなんかでも議論が展開されていて「丸山真男の「現代政治の思想と行動 」と…以下延々続く…を読んでから反論しろっ」なんて書き込みがされていたっけ。
 なんだかウェブ上の掲示板と変らない。
 いろんな奴が出入りするから「通りすがり」や「unknown」もいたかも知れないね。
 当時私は自分の意見と言うものを持たず、かといって学ぼうともせず、バカにされていた。
 以前書いたサークルの先輩にふられたのも、それが一因…って今回それは関係ないか。

 「朝まで生テレビ」には激昂合戦みたいな印象を持っていて、「食事の席で政治・宗教を語るなかれ」ではないが、知的テーマを議論すると、どうして人は限りなく逆上するのかなあ…自分の正当性を認めさせる
ためにする議論は虚しいなあ…などと考えていたのだが、昨晩はそうでもなかった。
 正誤というより、発言のトレーサビリティが大事という気もする。うまく説明が出来ないのだけれど。
 
 ところで…。
 蓮舫さんだけが浮いていた気がする。…どうも昔からあの女(ひと)は苦手だ。

きっと暑かったんだね

2006年04月29日 | 暮す日々
 元妻と別居したのは数年前の春で、数キロ離れたところにアパートを借りて私が独居する形態だった。
 これは、互いにコミュニケーションをとろうとしない両親の元では、子ども達に悪い影響ががあるだろうと
いう判断で、私の兄の助言もあったと記憶する。
 ほどなく、会いに来る子ども達から、妻に年下の愛人がいることを知った。
 コンビニエンスストアのビールの陳列棚に来るとこう言うのだ。
 「お兄ちゃんはね、このビールが好きなんだよ。」
 坊主、「マグナムドライ」は発泡酒であってビールではないのだぞ。

 夏の終わりになり、彼女は家族で暮らしていた同じアパートの別の部屋に越した。
 理由は定かでない。
 直後の面会日、私がカレーを作っていると長男が寄ってきてこう言った。
 「ねえパパ。お引っ越しの日にね、夜起きたら、隣の部屋でママとお兄ちゃんが裸で寝てたんだよ。
きっと暑かったんだね。」
 「そうだね。きっと暑かったんだよ。」
 会話はそれで終わった。長男は8歳になったばかりだった。

 9月でよかったと思う。冬だったら長男は自分を納得させる説明を考えついただろうか。

グンゼは新庄モデルを出せ

2006年04月27日 | スポーツ
 ブリーフ一丁で、これほど嫌らしさを感じさせない男性がかつていただろうか。
 「ボディワイルド」の初代モデルは篠原涼子さんだった。
 日本において見られることを意識した男性下着が存在しなかったこともあるが、昔は「どんなにいい男
でも(というかいい男ほど)パンツ姿は大笑い」と考えられていた。
 女性の起用は、性行為に直結した旧弊なセクシーさからの巧みな回避だったのである。

 ファイターズの新庄剛選手をナマで見たのは一度だけ、一昨年の8月西武戦。
 その試合では活躍しなかったけれど、センターで打球を待つ立ち姿からして違っていた。
 ユニフォームは特注、汗止めという目的を全く無視したリストバンド、徹頭徹尾「見られる」ことを意識する姿勢はプロの鑑である。
 いや…彼は2004年の開幕前、「ハワイでは練習以外はお尻を焼きます」と語っている。
 こうなるともはや「見られる」どころの話じゃなく、一体どう理解していいか分らない。

 「メジャーリーグでもセ・リーグでもない。これからはパ・リーグの時代です!」
 「開幕戦で札幌ドームに4万2千人入ったのを見て、オレの仕事は終わったと思った。」

 これらは名言であろう。
 考えてもみよ。日本ハムは、かつて日本一認知度の低い球団だった。「嫌い」「不人気」ではなく
「えっどこそれ?知らな~い」という人が一番多かったのだ。
 そして北海道は、ファイターズが本拠地にする以前は、日本有数の「血中巨人濃度」が高い地域だったのである。
 WBC効果もあるだろうが、新庄人気が開幕満員に大きく寄与したことは間違いない。
 現実にパ・リーグ全体でも観客動員数は確実に増えている。
 新庄選手が傍若無人に振舞うほど、リーグ(周囲)のためになるという愉快な逆説がそこに生じた。

 彼のキャリアは美味しすぎる逸話に彩られているので、目をくらまされないように気をつけるべきだ。
 忘れてならないのは、新庄選手がイチロー選手を上回る捕殺数を記録した(通算では分らない)、日本
プロ野球史上屈指の外野手だということだ。
 それを自分で理解しているから、唐突に見える引退宣言をしたのだと思う。
 プレーの質こそが核であり、それがなければただの「珍獣」と弁えている。

 だから進路について取り沙汰されているけれど、私は芸能路線には行かないと見る。
 新庄選手は取り巻きによって、道を誤ることも少ないと思うからだ。
 何といっても彼は、14年間のプロ生活の間、一度も監督・コーチの指導に従うことがなかったのだから。
(もっとも私は「指導する必要のない求道者」前田智徳選手も好きなのだが…。)

 コレクション趣味のない私でも「ボディワイルド」の新庄モデルが発売されたら、2枚買いをする。 
 さすがに尻は焼かないが、明日から職場ではヒップアップ・サンダルだな。
 …頼んますよ、グンゼさん。

健康診断の結果2006

2006年04月27日 | 暮す日々
 昨年(5月9日)に引続き、年一回の記録を。
 総コレステロール値は、この3年トレンドで233→261→245(単位はmg/dl)
 判定はまだCだけれど、天井知らずにならなくて良かった。
 悪玉/善玉比も2.9と回復方向。他はすべて「所見なし」だ。
 
 これ以外に、郵送で出来る検査を年一回、自費で行っている。
  ・ 便潜血
  ・ 胃(ペプシノゲン)
  ・ 前立腺
 の3項目で、始めてから3年間、今のところ異常はない。
 検便にしろ採血にしろ、簡単な器具で出来る。便利になったものである。