=電線の鳥blog=「今日もどっちつかず」

 一般的にどうなのか、みたいなことは、結局、重要なことではない~チップ・エクトン

発表~2005年プロ野球新OPS上位十傑

2005年11月16日 | スポーツ
 女子バレーボールのグランドチャンピオンシリーズが始まったのを知らず、昨晩はお笑い芸人のカラオケ選手権みたいな、しょーもない番組を見てしまった。
 レイザーラモンHGの正体が「住谷君」という好青年であることを知ったが(選曲はさとう宗幸と平松愛理フォーッ!)、引続きプロ野球について。
 今季のOPSによるランキングである。
 OPSとは「アウトになりにくく塁を稼げる」打者の指標でMLBで広く用いられており、最初は〔出塁率+長打率〕で算出したが、昨年辺りから〔出塁率×3+長打率〕を用いる球団が増えていることは以前に書いた通り。
 ここでは、規定打席に達した打者を対象に、新しい方を使用。データは日本野球機構のサイトによるが、OPSの計算は自分で行った。
               (敬称略、OPS〔出塁率/長打率〕打率〔打率順位〕の順)

 〔セントラル・リーグ〕
 ★1位 金本知憲(阪神)   1.902〔.429/.615〕.327〔3位〕
 ★2位 福留孝介(中日)   1.880〔.430/.590〕.328〔2位〕
 ★3位 ウッズ(中日)    1.747〔.392/.571〕.306〔10位〕
 ☆4位 岩村明憲(ヤクルト) 1.719〔.388/.555〕.319〔6位〕
 ☆5位 多村 仁(横浜)   1.685〔.369/.578〕.304〔13位〕
 ☆6位 前田智徳(広島)   1.674〔.376/.546〕.319〔7位〕
 ☆7位 新井貴浩(広島)   1.662〔.353/.603〕.305〔12位〕
 ☆8位 緒方孝市(広島)   1.646〔.381/.503〕.306〔11位〕
 ☆9位 井端弘和(中日)   1.628〔.405/.413〕.323〔5位〕
 ☆10位 小久保裕紀(読売)  1.606〔.361/.523〕.281〔22位〕

〔パシフィック・リーグ〕
 ★1位 松中信彦(ソフトバンク) 1.899〔.412/.663〕.315〔3位〕
 ★2位 カブレラ(西武)    1.827〔.407/.606〕.300〔10位〕
 ★3位 ズレータ(ソフトバンク)  1.822〔.392/.646〕.319〔2位〕
 ☆4位 和田一浩(西武)   1.764〔.397/.573〕.322〔1位〕
 ☆5位 城島健司(ソフトバンク) 1.700〔.381/.557〕.309〔7位〕
 ☆6位 小笠原道大(日ハム) 1.644〔.362/.558〕.282〔16位〕
 ☆7位 フェルナンデス(西武)    1.643〔.366/.545〕.293〔13位〕
 ☆8位 フランコ(ロッテ)   1.612〔.372/.496〕.300〔9位〕
 ☆9位 石井義人(西武)   1.603〔.391/.430〕.312〔4位〕
 ☆10位 セギノール(日ハム) 1.593〔.358/.519〕.288〔14位〕

 これを分析できる能力は悪いけど私には無い。
 折角OPSを知ったので、とりあえず並べたみただけだ。
 強いて言うなら、セ・リーグでは首位打者の青木宣親選手(ヤクルト)と打点王の今岡誠選手(阪神)がランクインしていないこと。特に今岡選手は、OPS15位、打率に至っては
22位に過ぎず、よくテレビで伝えられる得点圏打率は3位(.360)ではあるが、数字的にはさほどの高率ではないと言う。この不思議については「ナンバー」638号で小川勝さんが分析されているので、興味のある方はそちらを。
 パ・リーグでは千葉ロッテからフランコ選手ひとりというのが面白い。プレーオフの戦いを見ると各選手出塁率が高そうに思われるが、案外そうでもないのだ。また打撃成績には、サブロー選手、ベニー選手、里崎智也選手等の名前がない。おそらく規定打席に達していないからだろう。この辺もロッテらしい。
 ま、こうして成績をあれこれ論じることを空しい気持ちにさせる選手が日本の野球界には存在するわけで…。
 数字なんかどうでもいいっすよね、新庄剛志さん。


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