ヒロちゃん一言居士

世の中に対する警句を随時発する

師走雑感’15

2015-12-10 19:04:39 | Weblog
(1)マイナンバーについて

 やっと先週、私のもとにも、マイナンバーが届いた。直ぐに、カード申請をした。何でも、カード申請している人は少ないとか。
 「何故?」
多分、世の中には、自分の個人情報を、国家や、他人に、知られたくない人が多いことに起因すると思う。
 私には理解できない。私は、米国に約十年駐在して、米国から、年金を貰っている。これは、米国で税金を払い、それに伴った年金を受けているからに他ならない。その管理は、米国に駐在してから(それは、3回に亘り、年度を隔てて、駐在したが)「Social Security No」(社会保険ナンバー)を貰って、米国に、自分の、税金、社会保険負担金を管理されていたからだ。
 つまり、今回の日本の、マイナンバーも、この米国の、社会保険ナンバーを模した、制度である。

 そもそも、税金を誤魔かしたり、少なく支払うことを目指す輩でない限り、自分が、国家に対して、自分の年収に伴う税金を払い、その見返りとして、既定の年齢に達したときに、それ相応の年金をもらうということを管理されることを嫌がる人がいることが理解できない。
 それを厳格に管理するのは当然の国家の、権利であり、責務でであると考える。勿論、それだけが、今回のマイナンバーの目的ではないことは理解しているが、それに伴う、個人の権利も、保証されるというメリットもあることを、もう少し考える必要があると思う。

(2)ノーベル賞受賞者の英語力

 昨年も、中村さんと言う、カリフォルニアサンタバーバラ校の教授の英語力に吃驚したが、今回も、大村さんの英語力には吃驚した。お二人とも、米国で研究に携われた立派な方である。その業績とは何ら関係ない、ということも理解した上で、言葉の重要性を、もう少し理解して欲しいという気持ちは拭いきれない。

(3)宇宙関連

 私は、もともと、物理的な、宇宙とか、地球とかの存在や、その神秘性に対して、子供の時分から興味を持ったことがない、おかしな性格の人間である。
 その為、何百億も払って、米国の有人宇宙船に日本人を乗せる努力をしているこの国の姿勢もあまり理解できない。従い、宇宙船に乗った日本人が英雄になることも、英雄気取りで著名人の仲間に入ることも理解できない。もう少し言えば、そのお金を、貧しい人々の教育に回す方が良いとすら考える、変人である。
 とは言え、宇宙開発が、国家の防衛と深く関連することは理解できるし、そのために、基礎研究に払うお金に関しては、それなりに理解している。今回の金星探索衛星の軌道投入成功に関しては、それなりの評価はしている。

(4)大学世界ランキングの異様さ

 そもそも、世界的にランキングが上位の大学がほとんど英語圏の大学であることに違和感を持った人がいるのかどうか。
 英語での授業を殆ど実施していない日本の大学が、ランキングの下の方にいることは当たり前である。
お金を掛けて、英語が話せる、有能な教授陣を世界中から集め、英語での授業を実施すれば、日本の大学も、20~30校位は世界のランキングの上位には入れることは間違いない。
 それを実施すれば、多分、日本の東京大学は、世界一の大学になると思う。
つまり、(2)でも述べたが、この国の人々は、言葉に対する、特に外国語に対する、理解があまりにも欠けている。言葉は、手段だけではない。それは、それを話す人の、人となり、思考能力に影響するほどの重要なものであることをもう少し考えるべきだと思う。

                       ヒロちゃん拝