ヒロちゃん一言居士

世の中に対する警句を随時発する

倫理観の欠片も無い輩

2007-06-28 20:20:16 | Weblog
 お久しぶりです。最近一番腹の立つ人間は、あの元検事で、元公安調査庁長官の緒方と言う人物です。本来、一番倫理観があるべき検事という職業を経験した人間が、あそこまで落ちぶれるとは常識では考えられない事です。金のためなのでしょうか、それとも、何か人間的な柵があったことなのでしょうか、あるいは単なる老人性痴呆症から来るものなのでしょうか、私には全く理解できない人物です。いくら年を取っても、国を売る行為に加担する事は決して許されない事だと思います。ましてや、元公安調査庁長官という立場にあった人がやるべき行為では決してありません。このブログで、私が一番軽蔑する人間の典型とでも言うべき最低の人間です。まさに万死に値する行為を平気でやろうとした、いわば戦後最大の犯罪人ともいうべき人物だと思います。
 それに比べれば、ミートホープの田中社長の方が、遥かに可愛い気がします。彼が本音で漏らした、値段の安いものばかりを求める消費者にも一端の責任があるという意味の言葉は、以前、私がこのブログで、耐震構造設計違反を犯したマンションを買うほうにも責任がある、と言う言葉と共通するものがあります。勿論、設計違反をする人が一番の悪者である事は言うまでも無いことですが、安物を、安物である事を認識しながら買うほうにも、一旦の責任があると言う事は、誤解を恐れずに言えば、私も何時も主張している事で、その点だけを捉えれば共感できる部分もあります。勿論食べ物を、ごまかして安く上げるためだけに、表示されているものと違う材料を使用するなどという事は、決して許されるべき事ではないという事は議論の余地はありません。前に、中国製の農薬汚染野菜のことを糾弾した事がありますが、中国だけを責めることはできません。わが国の食品メーカーも、程度の差こそあれ、同じようなごまかしをしていた事は、恥ずべき事だと思います。そのことに関しては、世間の人と同様、私も大いに憤りを感じています。ただ、繰り返しますが「安物買いの銭失い」という事は今度の事件からの、我々に対する警鐘だととらえるべきだと思います。
 今日、宮沢元総理が死去されました。私は、この方は、本能的に好きになれない人でした。もう少し言えば、羽田さんや、村山さんや、宇野さんと言う様な戦後最低の総理の一人としかとらえられなかった人です。世間の多くの人は、宮沢三兄弟などといえば、群を抜く秀才で、まれに見る日本を代表するリーダーであったとの評価をしていると思いますが、私はその考え方には与しません。有能な官吏ではあったのかもしれませんが、私にとっては、わが国を正しい方向に導くような素晴らしいリーダーだとは全く思えない人でした。それにしても、日本人は死んだ人に対しては、本当に寛容で、悪口を言う人が居ないのは、美徳のようで、何か偽善的な匂いがぷんぷんするのは、よほど私の根性がひん曲がっているが所以なのでしょうか。
 もうじき、国会が終わり、参議院選挙が始まります。よく考えて投票しましょう。私は、このブログで、安倍首相をかなりこっぴどく批判していますが、皮肉なようですが、最近の安倍さんは、私は少し見直しています。全く勝てないと思われる参議院選挙を前にして、世間に迎合する政策ばかりに、かまけるのではないかと思っていたのですが、寧ろ、より人気がなくなるような政策をあえて強行しているところが、私の予想を超えた、案外この人は、人には良く見えないが、かなり信念がある人なのかもしれないと、見直すきっかけになっています。しかし世間は私の様な見方はしていないと思いますので、参議院選挙の結果は多分、彼にとっては惨憺たるものになると思います。そして、辞任まで追い込まれる確率はかなり高いような気がします。
                       ヒロちゃん拝
 

水無月’07雑感

2007-06-04 13:58:31 | Weblog
 長らくのご無沙汰でした。久し振りにブログを書いています。
先ず、脱北者4人が青森県深浦に漂着したというニュースから。私は、脱北者そのものにはあまり興味がありませんが、私が、このニュースを聞いた時、一番に感じたのは、日本の周辺海域の警備はどうなっているのだろうか?という素朴な疑問です。日本の様な四方を海に囲まれた国で、100%完璧に不審者の接岸を防御するのは難しいのかもしれませんが、今回の件はあまりにもお粗末だとは思いませんか?何故、マスコミがそのことを問題にしないのか、私には理解ができません。曰く、船が小さすぎてレーダーで捉えられない云々。あまりにもノー天気で、開いた口がふさがりません。このニュースを聞いて(かの国ですから、聞いているかどうかは定かではありませんが)脱北したいと思っている、北朝鮮の貧しい人々は、意を強くしたのではないでしょうか。彼らは「韓国は、海岸線の警備が厳しいから、やむなく日本の新潟を目指した。」という趣旨の言葉を述べているようですが、あまりにも日本の防衛力を馬鹿にした言葉ではありませんか?北朝鮮の、一市民すらその様に感じていることが、今までの、北朝鮮と、日本の複雑な交渉の困難さを象徴しているように思えます。
 話題を大きく変えて。私は、このブログであまり芸能界の話題などは取り上げていなかったのですが、だからといって芸能界にまったく興味がないということではなく、「芸能人」にはあまり興味はないのですが、夫々の「人物」には、たとえ芸能界といえども非常に興味を持っています。さて、「陣内と紀香」の結婚について少し個人的、偏見の塊のコメントをしてみたいと思います。私は、陣内は別に嫌いではないのですが、紀香は元々、あまり好きになれないタイプの女性です。勿論、彼らに関する私に入ってくる情報といえば、テレビでの仕草や、芝居や、また、週刊誌での情報や、新聞の情報のみですから、彼らと実際にお会いして、お話して、付き合った上での判断ではないので、大いに偏見が入っていることは承知の上でコメントしていますので、お二人のファンの方には申し訳ありません、と前もって断っておきます。紀香は、私のイメージでは、一見勉強ができて、外見は見栄えがするが、中身が殆どない、という女性に見えます。つまり、自身のイメージしている自分と、少し目の肥えた、鋭い人が見抜く、その人物像とのずれが非常に大きい人ではないかと思います。ゴメンナサイ、こんなことはどうでもいいことだとは思いますが、まあ、私の評価はそんなものです。一番心配しているのは、陣内がそのことに、追い追い気付き始めたとき、今までのように変わらず好きでいられるかどうかだと思います。紀香は、陣内に目が向いているよりは、遥かに、自分がどのように世間に良いイメージを持たれているのかを大事にする人の様な気がしますので、いつまで仲良くできるのか見守って行きたい思います。
 最後に、松岡代議士について少し。日本では、昔から死んだ人に対しては、あまり辛口の批評はしないという、良き伝統があります。しかしこの人に限っては、死んでからもあまり褒める人が少ないと思います。それは、何に起因しているのでしょうか。元々ダーティーなイメージがある政治家で、彼を大臣にしたら、爆弾を抱えるようなものだとまで、言われていた様ですが、それを敢えて、大臣に指名した安倍さんは、かなり勇気がある決断をしたのでしょう。しかし、死をもって償わねばならなかった、彼の抱えた秘密というか、罪というか、は何だったのでしょうか。私には、そんな大それた理由などではなく、ただ、もう目前の煩わしさから逃げたかったのが本当の理由のような気がします。
                      ヒロちゃん拝