ヒロちゃん一言居士

世の中に対する警句を随時発する

長月雑感’14

2014-09-10 10:39:13 | Weblog
 北欧旅行に行ってきました。
今回の旅行は、ツアーではなく、私の連れ合いの従妹の娘が、写真家の「川内倫子」で、彼女が、スエーデンの写真フェスティバルに、出展依頼を受けたため、3か月続くフェスティバルの、オープニングセレモニーに参加することになりました。その機会に、彼女は、両親を(つまり私の連れ合いの従妹夫婦)親孝行のため同行しました。それに、我々夫婦が、金魚の糞の様に付いて行ったと言うのが、この旅でした。
 8月20日、関空からフィンエアーでヘルシンキへ、その後乗り継ぎで、デンマークのコペンハーゲンへ同日、夕方に到着しました。そこに、ストップオーバーで一泊しました。
 明くる日、セレモニー会場のあるスエーデンの小さな町(LANDSCRONA)までは、コペンハーゲンから、列車に乗って国境を越え、約一時間のところです。
 その小さな町で、3泊し、彼女のセレモニーに、付いて行ったり、写真フェスティバルを見たりして一日を過ごし、その後、彼女が仕事をしている間、彼女の両親と、我々夫婦は、バス、電車を乗り継いで近くの町、LUND、MALMO、を見て回りました。この両町は、スエーデンの南端にあり、其々歴史のある、小さな美しい町でした。
 5日目は、コペンハーゲンまで戻り、今度は飛行機で、オスロ経由、TROMSと言う、北極圏内の小さな町まで移動しました。この町から、車で2時間ほどの、彼女の友人の米国人映画監督(女性)夫婦の別荘に遊びに行くのが目的でした。ノルウエーの北の端っこの小さな町の別荘で、我々5人と、友人夫婦で3日間を過ごしました。
 この友人夫婦は、今は英国に定住している、米国人と、ドイツ人(この旦那も絵描きさん)の夫婦です。友人が、はるばる日本から、その両親と、親戚を連れてきたので、大歓待のスケジュール一杯の4日間を過ごしました。
 スケジュールの内容は、一日目は、夕方TROMSに着いたため、その近くのアムンゼン記念館を見て、友人の夫が借りておいてくれた8人乗りのバンに乗り、彼の別荘に8時頃着きました。8時と言っても、この町では、8月の末は、夜の11時頃太陽が落ち、午前2時頃にはもう太陽が昇ってきますので、まだ真昼間の様なものです。この日は、彼が我々のために用意しておいてくれた、トナカイの肉のバーベキューを楽しみました。トナカイの肉は、別に特有の臭みもありませんが、鹿肉とほぼ同じ味わいのものです。
 ここでの2日目は、別荘の裏山に登り、ブルーベリーを採取すると言うものでした。裏山は、この別荘に付属するもので、標高約600mの山です。登るのに約3時間、下るのに、2時間半の、2組の老夫婦には、随分過酷なハイキングでした。ブルーベリーは、日本で見るものよりは小粒で、濃い味がします。これを7人がかりで、約5~6kg摘んで、あくる日に、女性陣が、ジャムにすると言うスケジュールでした。
そのジャムは、今、我が家にもお裾分けの一部が手元にあります。
 その次の日は、近所で小さい船を借り、魚釣りをしました。この別荘は、前に、フィヨールドの間を縫う川の様な入り江があり、後ろは前述の山が迫っていると言うところに位置します。
 釣果は、恐るべきもので、正に、入れ食いの状態で、かなり大振りのタラが数尾取れました、2尾だけ残し、それ以外は、もう一度放してやりました。今夜の食事は、タラのオーブン焼きです。お味は、タラそのもので、別にコメントするほどのものではありませんでした。
 3日目は、その近所に住む、芸術家仲間の家に立ち寄り、放牧された、鶏や、馬を見たりして過ごしました。
 そして4日目は、今度は、その別荘の持ち主のこれまた、友人の、芸術家が用意してくれた、3時間ほどのドライブで、西南の方に移動し、別の別荘で、一泊しました、途中のドライブで、ノルウェーの大自然を満喫しました。
 最終日は、ストップオバーで、オスロに一泊し、ヘルシンキ経由、関空に帰ってきました。

                       ヒロちゃん拝