茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

梅花の海を目の前にして

2014-03-08 20:01:13 | 中国茶・世界のお茶

目の前にあるこの梅林に息をつき、無性に頂きたくなるお茶があります。


梅花茶。ほのか梅の香りをして、柔らかい表情の花びら。


80度の湯で淹れ、ガラス器の中で、蕾み達が互いに背中をこすりながら、ゆらゆらと舞う。なんとも可憐な風景。

初めてそれを頂いた時の感激、忘れられません。梅のエキスが、こんなに花に凝縮されるとは、思いもつきませんでした。

梅酒や梅ジュース好きな方は、きっとこの梅花茶も好きになり、中国茶の世界が更に広がりますでしょう。

なかなか情報の少ない梅花茶について、使用される梅の花について調べることができました。

こちらの白の梅ではなく

ピンクの梅でもなく

正解は、がくの部分が緑の白梅です。
(中国名:緑萼梅花)

東洋医学では、がくが緑の白梅は、薬用がもっとも優れており、「疏肝和胃」(肝臓と胃の気機を通暢させる)、「生津除煩」(体の水分を潤い、イライラを解消する)効果があるとされています。

梅花茶の主な産地は、水墨画のモデルにもなっている中国安徽省黄山です。黄山といえば、緑茶の黄山毛峰を連想します。

いつかは、梅花茶と黄山毛峰の採茶時期に合わせ、黄山を訪れてみたいのです。思いがすっかり黄山に馳せまして…

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