茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

飾・間 古道具展

2018-03-28 22:51:49 | 展示会・イベント

技法と紋様ごとに分類された古道具の企画展に出かけました。


博古紋-宋徽宗の時代に、当時宋が所蔵した古代青銅器に基づいて『宣和博古图』が撰写されました。そこから伝統的な紋様のことを博古紋の名が付けられたそうです。

展示品に趣の溢れる博古紋を施された磁器以外、木製の家具にも博古紋を彫刻されています。


釉上彩-窯で焼成してから釉薬を施される技法。単色の紅釉と金字で描かれた文房具一式、保存状態もよく、当時文人の趣向が伺えます。

琺瑯(ホーロー)技法で作られた茶托。今回の展示会の目玉。
ほかに、子孫繁栄の願いが託されたザクロ紋様の琺瑯皿も印象に残りました。

剔紅(てきこう)-日本では堆朱(ついしゅ)と呼ばれる彫漆の技法。紅漆を重ね層を作り文様をレリーフ状にするのです。黒の漆を使われる場合、剔黑と呼ぶそうです。

螺鈿(らでん)-貝の内側にある発光の部分を加工して漆器に装飾する技法。作品に細やかに散りばめたピースが、美しい光と影のコントラストを創り出します。

鏨刻(ざんこく)-秋の菊、冬の梅などの図案による金属の装飾。

お宝を多く拝見できてすっかり目の保養になりました。


田舎籠

2018-03-25 15:48:35 | 日常

帰省した友人が田舎から古い手提げ籠を持ち帰りました。
一目惚れしましたので譲って頂くことにしました。

こちらは2019.9月 広東省開平で見た茶箱でした。
内側が布に被われていて、
元々弁当箱としてではなく、温かいお茶ポットを入れる道具でした。

手入れして花を生けてみました。


春うらら

2018-03-21 22:48:08 | 街散策・旅行

前日の雨が嘘のように、気持ちの良い晴天を迎えた。
広州の気温、ここのところずっと二十数度を保っている。

昨日は、友人ら六人で隣の街順徳へ。
目的地は、とある庭園。

なかなか見つからなかった庭園の入口が、
緑いっぱいに囲まれほぼ隠れていた。
ここは、庭園のご主人が七年もかけて細心に育ててきた癒しの空間「喜悦汇」。

苔、花、藤、池の水の音
小鳥の鳴声やふらっと餌を探しにくる子猫ちゃん。
あたりに趣のある設えが無造作に置かれていた。
その溢れるセンスに、
ため息がつくばかり、
思わずカメラを向けたくなる。


茶を淹れられ杯に注がれた。
しばらくしたら「ご飯ですよ」と庭園の主人から声がかかった。
庭のテーブルに順徳家庭料理の品々が用意されていた。
みんな無口になり、頬ばみ舌鼓した。
それからまた時間を忘れるぐらい茶飲みに没頭した。

庭の苔、石畳、池のほとり、テーブルの上。。
至る所に光りの影が疎らに落ちていた。
(トップの写真の花: 三角梅)

New景德镇に思いを馳せて

2018-03-09 20:49:26 | 展示会・イベント

伝統景徳鎮はもちろん好きです。
広州に来てから、伝統景徳鎮の磁器のほか、メイドイン景徳鎮の陶作も沢山見かけることができました。
先日、景徳鎮で陶磁器創作を続ける若手女性作家 黄再雲氏のトークショーと作品展に出席しました。中国で初めてこのようなイベントに参加しました。


八〇後の彼女が個性的で反骨的な一面も持つ。
洋服のセンスといい、
元気といい、
教養深く、
英語もペラペラ。
子どもの頃から好きなキャラクターを想像して絵を描き下ろすのが一番好きな遊びだそうです。
彼女がイメージしたマーメイドの絵付けはなんとも可愛らしい。


一目惚れした変テコ蓮華の裏に、すでにお買い上げの印が沢山つけられていました。


変わった形の酒器と酒盃に淹れた客家娘酒が、
あまりにも美味しくて何杯もお代わりしました。


近年景徳鎮で様々の陶作活動する若者が増えたと、よく聞きます。
彼らは、景徳鎮のほか、中国国内にあるほかの産地にも足を運び、日本、ヨーロッパまで学びに行き、再び景徳鎮に戻って創作活動を続けるそうです。
その中の一人に会え、伝わってくる彼女の情熱に、この日は少し感動しました。
頑張れ、景徳鎮の若手作家達!