ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

イノセント・デイズ 読了

2017年12月05日 22時46分36秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。


タイトルにピンと来た人もいるでしょう。
新潮文庫より発刊された、早見和真さんの小説です。

ようやく読み終わりました。

何度も何度も中断しながら、それでもようやく読みました。
中断に意味はありません。
ただ単に僕の集中が続かなかっただけです。

それでも読みたいと思った本でした。

背表紙のあらすじにはこうあります。
「田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で
 彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、
 中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の
 追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。
 幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は・・・
 筆舌に尽くせぬ孤独を描きぬいた慟哭の長編ミステリー。

ネタばれになるので、あまり内容に触れないように書きますが、
ここにあるそれぞれの目線から、田中幸乃という人間が語られるのですが
一様に切なくなります。
それぞれの人間からの接し方は違えど、どこか共通しているもの悲しさ。
最後のシーンに近づくにつれ「孤独」が何なのか見えてくる気がしました。
そして、最後にこの胸に去来する想い。

読後にいろいろと考えました。
それは、奇しくもASKAの二度の逮捕に関する一連の報道を目にした時に
感じたものとリンクし、驚きました。

この辺のことについては、後日ちゃんと書きたいと思います。

そういった意外な感動もあり、どうしても紹介したくなりました。
興味を持たれた方は是非読んでみてください。


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