第9回『このミステリーがすごい』大賞受賞作品
★★★ この題の意味・・なんだったんだろ・・・?
すっごく楽しみにしてたんだけどよくわかんない作品だったな。
ミステリーなの・・?原作読もうっと~~
自殺を図って意識不明となった漫画家・淳美(綾瀬はるか)を救うべく、恋人の浩市(佐藤健)が「センシング」と呼ばれる機械で救おうとする。
しかし実は 意識不明だったのは--------.
何が現実(リアル)で 何が非現実なのか--。観客を巻き込んで混乱させる手法が引き込ませる。
違和感のある映像の中にいくつかの伏線が忍んでいてなるほど~と言わせる展開にもなってた。
くネタバレは避けたいんだけど 私の文才では無理なのでこれから鑑賞予定の方はここから先は読まないでね。
『首長竜』に自殺の理由/ 昏睡から覚めない理由がある・・
それを探しに故郷の島へ戻るとソコは退廃した村の残骸とずぶぬれで恨めしそうな少年が--。
現実か?-幻想か?半信半疑で見守っている と--
実はそは 遠い日に封印した後悔や罪が詰まった場所なのだとわかる。
オレのせいじゃない。「首長竜」がやったんだ-----。
「首長竜」とはどうやら その罪悪感や贖罪の気持ちをおしこめ具現化したものらしい
-セイシングでその苦しみに寄り添い--
力を合わせてこの「現実」に向き合うことになる2人は
ついに愛の力で奇跡を起こす--。
もうたくさん苦しんだかのだから許してあげて---
「自分を許すことが 救われること---
うん。確かにそう。気持ちはすっごくわかるんだけどね。
ペンダントをもらい去っていく首長竜----
(自業自得とはいえもりおくんの姿と重なって)ちょっとかわいそうに思いました
実は昏睡状態だったのは---
このどんでん返しはうならせるところでもあったけど 逆に
私の頭が混乱した所でもあった訳で
書けない恐怖や孤独と戦っていたのも--。新人に心を移す担当者を射殺したのも・・
彼であって彼じゃなかったせいで彼が抱えていた苦しみをわかりにくくしてたきもするし
遂には彼の死が自殺じゃなかった~なんてオチもあるもんだから
「苦しみのせいで目が覚めなかったんじゃないのかよ~!」
と思わず突っ込んじゃった---。
・・と色々云っちゃいましたが
健くんとはるかちゃんは魅力的だったし
首長竜はリアルでびっくり♪
健君が職なしのヒモ男じゃなくてホッとしました(ガハハ)
展開はさほど悪くなかったように思います♪
たしかにサブタイの意味が良く分かりませんでしたね…。
原作も監督も知識不足でお恥ずかしい。
不思議なセイシングの世界や映像には見入りましたが
性格上--「昏睡」や「首長竜」に理由や意味を求めてしまい矛盾を感じてしまいました。
すべては本人もわからない意識下のこと---。
答えは1つではない、いやソコから出れた(救われた)ことこそ意味があったんでしょうね~。
いやほんと首長竜はリアルでしたもんね~。
まさに序盤の映像に感じた違和感を倍増させてました。
何処が現実なのか?ひっくり返しもあるから、もう1度確かめてみたくもなりましたよね。
あのペンダントや首長竜―にも深い何かを感じただけに
辛口感想になってる自分が残念です~~。