玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

オーマイニュースはミミズの心臓

2007年01月13日 | 日々思うことなど
鳥越編集長の進退それ自体は、私にとってどうでもいいのだけれど。

市民メディア・インターネット新聞JANJAN 鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース
 韓国で市民参加型インターネットメディアを展開するオーマイニュース。2006年8月の日本版創刊に当たって、初代編集長に『サンデー毎日』編集長やテレビ朝日『ザ・スクープ』の司会者を務めたジャーナリストの鳥越俊太郎氏を起用していた。その鳥越氏が1月13日で編集長を辞任することがわかった。

OhmyNews:【追記】一部のインターネットメディア記事について
 2007年1月11日午後、一部のインターネットメディアにおいて、当社サイト「オーマイニュース」編集長である鳥越俊太郎が辞任するとの記事が掲載されましたが、これらはまったくの事実無根です。

 当該インターネットメディアには、1月11日当日中に記事のすみやかな削除および同サイトへの謝罪文の掲載を要望しております。
なぜオーマイニュースは「一部のインターネットメディア」というあいまいな表現をしたのか、なぜJANJANの記事にリンクしないのか全く理解できない。読者にしてみればどこのメディアがどういう具合に「事実無根」の報道をしたのか、自分の目で読み比べて判断したいと思うのが当然である。だがオーマイニュース編集部は「一部のインターネットメディア記事」という表現でお茶を濁した。大本営発表のように自分たちの公式発表だけ知らせればメディアとしての役目が果たされると考えているのだろうか。
彼らはいったい何のために、どういうつもりでインターネットを使っているのだろう。Web2.0を謳いながらやっていることはWeb1.0以下である。そのうちに「無断リンク禁止」と言い出しても驚かない。
J-CASTがJANJANの後追いで取材し、私の抱いた疑問について質問してくれているがそれに対する返答もやっぱり意味不明である。

J-CAST ニュース : 鳥越氏「辞任説」を否定
市民参加型ニュースサイト「オーマイニュース」の鳥越俊太郎編集長が辞任する、とニュースサイト「JANJAN」が2007年1月11日に報じたことを受けて、オーマイニュースは同日、「事実関係に誤りがある」とする文章をJANJANに送付、記事の削除と謝罪文の掲載を要求した。JANJAN側は「記事は十分な取材に基づいている」と譲らないが、鳥越氏は「辞任説」を否定している。
(中略)
なお、J-CASTニュースでは、鳥越編集長がコメントを発表する直前に、オーマイニュース編集部に対してコメントを求めていた。

(質問1)
コメントの中では、最初に「鳥越編集長辞任説」を書いた「JANJAN」の名前が登場していない経緯をお知らせ下さい(確かに複数メディアが「鳥越編集長辞任説」を報じていますが、いずれも「JANJAN」を引用しています)。

(回答1)
オーマイニュースのサイト上で今回の件についての見解を発表する以前から、貴社サイト「J-CASTニュース」などメディアからのお問い合わせがございました。そのため、今後さらに同様の報道がなされる可能性が高いことを考慮し、「一部のインターネットメディア」と表記いたしました。
もう本当にアホかと馬鹿かと。
オーマイニュース編集部はケンカ相手の名指しもできない臆病者かと。
社会的に無力な一ブロガーである私でさえ腹が立ったときは立花隆花岡信昭西村幸祐といった名のあるジャーナリストを名指しで批判し可能なかぎりトラックバックしているというのに、「事実無根」の記事を書かれて「記事のすみやかな削除および同サイトへの謝罪文の掲載」まで要求しておきながら相手の名指しさえできないとはなんというザマだろう。
英語で弱虫のことを"chicken"と呼ぶそうだが、オーマイニュースの体たらくはヒヨコ、いやヒヨコについばまれるミミズなみである。
編集長(この騒動の成り行きからしてただのお飾りのようだが)の首を挿げ替えるだけでオーマイニュースが信頼に足るメディアになるとは到底信じられない。編集幹部をまとめて入れ替えるか、それができなければいっそ潔く廃刊したほうがよろしい。


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