今まで見たなかでいちばん刺激的な映像のひとつ。
手に汗にぎり、アドレナリンが湧き上がり、見終わった後にはぐったりする。
YouTube - C'etait Un Rendezvous (Claude Lelouch)
Fresh News Delivery - フェラーリ275GTBが無許可でパリの公道を爆走する伝説の9分間
そりゃ逮捕されるよな。
それにしても…
…
……
………
真似をするバカが出ないことを祈る。
これは奇跡の映像だ。そして、同じ奇跡は二度とは起きない。
「男と女」そして RENDEZVOUS
手に汗にぎり、アドレナリンが湧き上がり、見終わった後にはぐったりする。
YouTube - C'etait Un Rendezvous (Claude Lelouch)
Fresh News Delivery - フェラーリ275GTBが無許可でパリの公道を爆走する伝説の9分間
冒頭からアクセル全開で小気味いいエキゾーストノーストを響かせるこの映像は、「男と女」の監督クロード・ルルーシュが自らの愛車フェラーリ275GTBの フロントノーズにカメラを取付け 、友人のF1ドライバーモーリス・トランティニアンにパリの公道を許可なしで爆走させた伝説の9分間である。けっこう深い。ちなみに公開後、監督は逮捕されたそうだ。
そりゃ逮捕されるよな。
それにしても…
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……
………
真似をするバカが出ないことを祈る。
これは奇跡の映像だ。そして、同じ奇跡は二度とは起きない。
「男と女」そして RENDEZVOUS
そしてもう一本の映画「ランデヴー」もクロード・ルルーシュが、多分、身銭を切って個人的に作ったものだと思われます。なんとたった9分間のドキュメンタリーです。ストーリーもナレーションもBGMもありません。アメリカの自動車雑誌カーアンドドライバーが「自動車の映画の中で、いままで見たこともない最高のものの一つ」と評しています。
たった9分間、たった9分間ですよ、この映画は。そしてこれは、どんなコンピュータグラフィックで作られたものをもはるかに凌いでいます。やらせではなくて現実の映像なんだということを説明しなくても誰でもわかるからです。36年前といえば、全てがアナログの時代だったのです。この二本の映画を作ったクロード・ルルーシュの自分の車フェラーリ275GTBのフロントノーズに撮影カメラをくくりつけ、早朝のパリ、凱旋門を正面に見える場所から、アクセル全開でスタートします。それだけを聞けば、なんだと思うでしょう。しかし、見ればどんな人も言葉を失います。このフェラーリはアクセルをゆるめません。赤信号であろうが、通行人が横切ろうが、前方をバスや車がふさごうが、この9分間一度も止まりません。いくら早朝で、今の日本に較べれば車が少ないとはいえ、パリのメインストリートを撮影のための交通規制なしに、フェラーリをアクセル全開でやり続けるということは計画だててもできないことでしょう。アクセルを踏みつづけていることは響きわたるV12サウンドとカメラが物語っていますし、一応計画されたコースを走るつもりだったのでしょうが、その場の道路状況によってアドリブで変えている雰囲気がよく伝わってきます。一発勝負の一か八かの映画をよくやったものだという感想を持つと同時に、誰もが見た後はニヤニヤしてしまいます。