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定年前に大学教授から保育園長に転身した「おじい」のブログです。誰にでも開放していますので、ご投稿も歓迎です!

安全な給食を by お得ちゃん

2017-10-11 04:54:10 | 一般向け連絡
※ だいぶ書き慣れてきた感のあるお得ちゃん。原文もなかなかのレベルにあると思います。それをさらにスリム化すると・・・

 神奈川県大磯町の中学校での給食問題が相次いでいる。例えば、「まずい」「冷たい」などの味に対する批評だけでなく、髪の毛や虫などの異物混入まで発生しているらしい。それにより、今年5月から7月にかけての残食率は平均26%で、多い日は55%まで上ったそうだ。環境省によると、2015年の全国平均残食率が6.9%であることから、かなり多いと分かる。
 しかし、単に食べ残しが多いことだけが原因だとは思えない。見た目の悪さや味のまずさにより、食欲がそそられないことも一つの要因ではないか。特に異物混入を発見した場合は、誰でも不快に感じる。このような状況が続くと、給食嫌いの生徒が増加するだけでなく、「給食を食べたくない」「弁当を持参したい」という声まで続出するだろう。
 また、きちんと昼食をとらなければ、午後の授業まで集中力が持続しなくなる。それが学力にも影響するのではないか。そして、大半は放課後に部活動があるが、これではエネルギーが保てない。体が大きく成長する中学生の時期に、このようなことはあってはならない。
 この町の給食は、保護者の要望により昨年1月に始まったそうだ。多くの期待がかかっているだけに、早急に原因を追求してほしい。そして二度と起こらないように改善し、一日も早く、安全で美味しい給食が生徒たちに提供されることを願う。

↓ ≪久保田のリライト≫
 神奈川県某町で、中学校の学校給食に「不味い・冷たい」という生徒たちからの批判が集まっている。
 ただ単に味の問題だけなら、個人の感覚によるところが大きく、また、「何を贅沢言っているのだ」で済まされるかもしれない。だが、髪や虫の混入ともなると黙ってはいられない。全国平均をはるかに上回る最高55%という残食率は、明らかに異常であろう。
 味や見た目の悪さ、虫など異物の混入は、生徒たちの不快や食欲不振を生じる。給食嫌いが増え、手作り弁当の持参希望が強くなるのは当然である。キチンと昼食をとらなければ、午後の授業や部活動に影響が出る。成長期の中学生に、こういうことがあって良いのか。
 この町の学校給食は、父母たちの要望で始まったという。確かに弁当作りの手間は省けたが、まさか、子どもたちの食欲不振が深刻化するとは思わなかったろう。事件の原因や真相の解明だけでなく、手作り弁当というものの意味や価値を考え直してみるべきだ。