6月14日(日)、尼崎史跡オリエンテーリングの会・「平成27年度第1回史跡めぐり」に参加しました。阪神電車開通110周年記念行事で 阪神沿線を歩くという趣旨です。
朝9時に阪神尼崎駅に集合。参加者は40名ほどでした。案内して頂くのは尼崎郷土史研究会の田中氏です。なお説明はいただいたパンフレットから引用させて頂いています。
①阪神電鉄尼崎倉庫
阪神尼崎駅の南東側の線路沿いにあるこの倉庫はもともと発電所として建設されました。市域ではめずらしい明治期の洋風建築です。 煉瓦造り2階建て、延面積345.2坪。煉瓦は英国から、鉄製アングルは米国 から輸入し、英国人技師によって建てられたと伝えられています。 今は資材倉庫として使われていますが、その当時の様子がよくわかる建物です。平成23年(2011) 尼崎市の第8回まちかどチャーミング賞を受賞し、現在では地域のランドマークとして親しまれています。
②尼信記念館
市内における数少ない明治期のレンガ造りの建築物の一つで、歴史・文化的価値が高いものです。昭和47年(1972)の移築時に主構造を鉄筋コンクリート造として改築されましたが、外観・内部造作とも完全に復元されています。また、尼崎の代表的な歴史的景観地域である「寺町地域」に位置し、優れた近代建築としてその歴史的景観を特徴づける重要な役割を果たしています。 尼崎市都市美形成建築物第8号として指定されています。
内部の様子です。
③寺町地区
本興寺法華宗本門流大本山
大覚寺・・・現存する尼崎最古の古刹。中国古典を読む会の岡本元興先生のお寺
中央の建物がからくり人形収蔵館
④宮内公園
この公園は、故樽谷清一氏(元尼崎商工会議所会頭)邸跡を公園として整備したものです。敷地内の旧家屋の茶室は、樽谷氏の寄付によるものです。公園面積1009㎡、平成元年4月1日開設。茶室と広間の周辺は、公園に特色を持たせるため、梅の名所となるよう白梅や紅梅15本を中心にクスノキなどの常緑樹、キンモクセイ、サルスベリ、ツバキ類などの四季折々に咲く花木を配し、回遊して楽しめるなどどの工夫もなされています。 案内して頂いたのは斜め向かいの玉垣氏。氏の邸宅もまちかどチャーミング賞、まちなみ景観・都市美形成活動部門賞を受賞されています。
茶室です。
このエリアはとても良い住宅地になっています。日本画家の白髪一雄氏の邸宅もあります。
続きは明日のブログで。